付いてく

 キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

 今日も学校が終わったぞ〜ネルフに行く予定も無いから買い物をして帰ろうかな。

「シンジ〜シンジ〜」

「ん?」

 アスカがやって来たぞ。

「今日も買い物して帰るんでしょう?」

「うん」

「アタシも付いてくね」

「うん、いいよ」

 最近アスカは僕が学校帰りに買い物に行くと必ず付いてくる、その訳は・・・











「ふんふんふ〜〜ん、良いにお〜い」

 商店街に着いたらアスカの足取りが急に早くなる、それもある店へ一直線だ。

「コロッケコロッケ〜シンジ〜コロッケ買って〜〜」

 総菜屋のコロッケだ。出来立てで熱々、アスカは食べながら歩くのが好きなようだ。そして代金は僕持ちなんだよね。

「良いけど一個だけだよ。夜ご飯が入らなくなるからね」

「うん」

 僕は財布からお金を取り出して一個コロッケを購入、コロッケを受け取ったアスカは満面の笑みだ。

「シンジはいらないの?」

「僕はいいよ」

 僕もここのコロッケは好きだ、食べたいけど夜ご飯が入らなくなっちゃうんだよね。

「もぐもぐ・・・あつあつ・・・ん〜〜おいし〜」

 アスカはコロッケを食べながら僕の後を付いてくる。おっ今日は大根が安いぞ、大根サラダもいいなあ。

「シンジ〜今日のご飯は何にするの?」

「まだ決めてないけど、アスカは何が食べたい?」

「ええと〜コロッケ〜」

「はは、今食べているじゃないか」

 アスカらしいなあ。

「だって美味しいんだもん」

「うん、コロッケは美味しいよね」

「ほらシンジ、あ〜〜んしなさい」

「あ、うん」

 アスカは残り一口のコロッケを僕の口に入れてくれた。

「もぐもぐ・・・」

「ねっ美味しいでしょう」

「うん、ご飯はコロッケにしようか」

「うん」

 手抜きになるけどいいかな、アスカが喜んでくれるなら問題なしだ。
今日のご飯がコロッケで決まり。


 買い食いが目的でシンジ君に付いて行くアスカちゃん、食べ盛りです。

 コロッケがお気に入りのアスカちゃん、美味しいので何個でもお腹に入ります(^^)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 付いてく