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 ふんふんふ〜〜ん、この前買った洋服、ちょっと大胆かしら?でもアタシの魅力を引き出すには十分だわ。

 部屋の鏡で後姿を見てみる・・・う〜〜ん、ちょっと見えそうだわ。

 ちょっと恥ずかしいけど・・・まあいいわっ!リビングへ行くわよ。

 部屋からリビングを覗き見るとシンジが家計簿をつけているわ、相変わらず几帳面ねえ。

 う〜〜ん、ちょっと緊張するけど、行くわよアスカ!

「シ〜ンジ」

「どうしたの?」

 むう!シンジったら振り向かずに家計簿をつけながら返事をするなんて、ちゃんとアタシを見なさいよ。

「ねえシンジ」

「オヤツかい?オヤツなら冷蔵庫に入っているよ」

「冷蔵庫?何なの」

「シュークリームだよ」

「シュークリーム!やった〜」

 甘くて美味しいシュークリーム、さっそく食べようって、違うわよ!

「シンジ、アタシの方を向きなさいよ」

「何か用なの?ぶっ!な、なんて格好しているんだよ」

「どう〜似合うかしら?」

「に、似合うっていうか、見えるっていうか、どうしてミニスカートなんだよ?」

 ちょっと恥ずかしいけど素足に赤いミニスカート、シンジの顔も真っ赤だわ。

「今日は3月2日でミニの日よ」

「ミニはミニでも車の方だろ」

「アタシはこっちのミニなのよ、ほらほら感想を言いなさいよ」

「ま、まあ似合っているんじゃないかな、うっ!は、鼻血が」

 シンジの鼻から真っ赤な血がタラリと流れたわ、ふっふっふアタシの姿を見て興奮したのね。

「やっだ〜シンジったらエッチねえ、アタシの姿がそんなにセクシーだったのね」

「そ、そんな格好をするからだよ、早く着替えてきてよ」

「いやよ、せっかく買ったんだもん。今日はこの格好でいるわ」

「ぼ、僕が困るよ」

「何が困るの」

「ア、アスカの意地悪」

 ふっふ〜〜ん、アタシを見ていられないわね。純情で可愛いわ。

「アスカ!甘いわよ」

「何よミサト?って」

 ミサトが帰ってきたんだけど、その格好は何よ。

「どうしてミニを履いているのよ」

「ミニの日だからよ、シンちゃ〜〜ん。どうかしら大人の魅力は?」

「ミ、ミサトさんもやめてくださいよ」

「そうよ、アラサーがミニなんてみっともないわよ」

「まだアラサーじゃないわよ、17よ!」

「「・・・」」

 アタシとシンジは絶句したわ、どうして自信満々で言えるのかしら。

「さあシンちゃん、ミサトお姉さまのスェクシ〜な一回転を見て〜〜」

「ぶはっ!」

「シ、シンジ!」

 ミサトが一回転したらミニがなびいて見えたのはTバックですって〜〜シンジが鼻血を勢いよく噴出したわ。

「よしっ!アスカに勝ったわ!」

「勝ち負けの問題じゃないでしょうが、シンジ大丈夫?」

「う、うん・・・貧血で倒れそう」

「少し横になっていたほうがいいわ」

「う、うん」

 まったく鼻血の量で勝ち負けなんて聞いたことないわよ。

「でも〜〜私より強力な挑戦者を用意したわよ!」

 まだいるの?ってファースト。

「い、碇クンこんにちは」

「あ、綾波もミニなの」

「うん、葛城三佐が無理やり」

「無理やりじゃないわよん、レイちゃんノリノリだったわよ〜〜」

「絶対嘘ね」

「そんじゃ〜いくわよ、それ〜〜」

 ミサトがファーストのミニを捲りあげたら〜〜

 ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

「お〜〜お〜〜噴火のように放出しているわね。優勝はレイね」

「な、なんで履いてないのよ?」

 ファースト下着つけてないじゃないのよ、シンジが直で見たから鼻血を噴出しすぎて気絶したわ。

「レイ、そこでさっき教えた台詞よ」

「パ、パンツじゃないから恥ずかしくないもん・・・」

「オ〜〜ケ〜〜〜!今年の優勝はレ〜〜イ!」

「だから優勝じゃないって、早く救急車を呼びなさ〜〜い」

 シンジも幸せそうな顔をして気絶して、なんだかムカつくわ。


 ちょっと大胆なアスカちゃん、シンジ君を悩殺?

 でもアスカちゃんを上回るのがミサトさんと無理やり連れて来られたレイちゃんでした(^^;)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 32