GW終
「はあ〜ゴールデンウィークも今日で終わりなのね・・・」
今年のゴールデンウィーク最終日は日曜日、夕方のアニメのエンディングを見るとせつなくなるわ。
「アスカ〜何もしていないなら手伝って〜」
台所からシンジの声が聞こえたわ。
「今、テレビ見てるからや〜よ」
「じゃあ、暇だね。サラダ作って〜〜」
も〜暇じゃないのに、暇なのは寝ているミサトでしょうが。しょうがないからテレビを消して台所へ向かったわ。
「サラダ作ればいいのね」
「うん、トマトとレタスとシーチキンでお願いするよ」
「わかったわ」
冷蔵庫から野菜を取り出してっと。
「ふんふんふ〜〜ん」
料理は大得意だから手早く作るわよ。
レタスはワイルドにちぎって。
トマトは六等分に切る!
「手切らないように注意するんだよ」
「わかっているわよ、この美少女アスカ様がそんなへなちょこな失敗するわけないでしょうが」
「この前はそのへなちょこ失敗していたね」
「う、五月蝿いわね〜あれはちょっと手が滑っただけよ、今日は失敗しないわよ。アンタは早くご飯を作りなさいよ」
「はいはい」
ほんとムカつくわね。
「アタシが作るより遅く作ったら蹴り入れるからね」
「うん、いいよ」
シンジが作っている料理をちょっと見たけど、完成間近でアタシより早くできるじゃない。
「僕は作ったよ」
「わかっているわよ、作り終えたら持って行くから準備しててよ」
「うん」
アタシが作っている間にシンジは料理をリビングへ運んで・・・ミサトは?寝ていたわね。
さあ、ドレッシングも準備して完成、リビングへ持っていくわよ。
「おっ待っていたわよん」
「ご飯の時だけ起きるとは、呆れるわね」
「いいじゃん、明日から仕事だからパワーを充電していたのよ」
「アタシだって明日から学校よ」
「遊びに行くんでしょう?」
「勉強しに行くの、ミサトだって遊びに行くんでしょう?」
「ちゃあんと仕事するわよ〜シンちゃんビール持ってきて〜」
「一本だけですよ」
「ゴールデンウィークだから二本にして〜〜」
「も〜〜しょうがないですね、特別に二本にしますね」
「ん〜〜シンちゃん大好き〜〜チュッチュッしてもいいかしら?」
「ダメに決まっているでしょうが!」
「あら、ごめんなさい。それはアスカの役目だったわね」
「ア、アタシの役目じゃないわよ。シンジのバカ!」
「な、どうして僕がバカなの?」
「うるさ〜い、さっさとビールを持ってきなさいよ」
シンジを台所へ追いやったわ。
「まったく寝起きなのによく頭が回るわね」
「天才美人だからよ」
「さあてご飯ご飯」
アタシは無視して座布団に座ったわ。
「あ〜〜ん、無視するなんてアスカのいぢわる〜〜」
「無視したくなるわよ」
「ミサトさん、お待たせしました」
「おっありがとん、これを飲んで明日からまた頑張るわよ〜〜シンちゃんとアスカも飲む?」
「飲まないわよ!保護者が未成年に飲ませたらダメでしょうが、そんなの飲まなくても頑張れるわよ」
「そうですよ、頑張れますよ」
「うんうん、宜しい!では明日から、また頑張りましょう〜」
気合は入れなくていいけど明日からまた頑張ろうっと。
ゴールデンウィーク最終日の夕方、アスカちゃんはちょっとせつない?
明日からは学校、ちゃんとアスカちゃんは起きれるでしょうか(^^;)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION GW終