節分

 今日は二月三日

 今日は節分

 今日は豆をまく日

 今日は邪気を払う日

 今日は鬼に豆をぶつける日

 豆をぶつけて良い日・・・ウフフ







 豆はスーパーで購入済み、年の数だけ食べたわ。

 後は鬼を退治すれば節分が完了。

 私の感によると鬼はネルフに居るわ。退治して碇クンとラヴラヴになりましょう、ウフフ。







 前方に居るのは鬼だわ、早速豆の用意をして・・・気配を消して近づき・・・豆を・・・ウフフ、死になさい。

 ド〜〜ン!

 豆型爆弾、これで鬼は木っ端微塵、骨まで残らないわ。さあ碇クンに会いに行きましょう。

「ちょ〜〜っと〜〜〜危ないじゃないのよ〜〜」

 え?豆型爆弾をくらって生きているはずが無いのに、流石は鬼ね。

「フンッ!アンタのアタシへの殺気は一週間前から気付いていたわよ。リツコに携帯型ATフィールドを借りていて良かったわ」

 くっ流石は鬼、用意周到と言うか野生の感が教えているのね。

「まだ豆はあるわ、いいから早く死んで」

「危ない発言するんじゃないわよ。ATフィールド!」

 ド〜〜ン!ド〜〜ン!

 ダメだわ、ATフィールドに守られているから効いていない。

「ほらほら〜さっきまでの威勢はどうしたのよ?」

 くっ豆が無くなるわ、ここはひとまず撤退ね。

「ふっ甘いわ、逃がさないわよ。スイッチオン!」

 ドン!

 あっ前方の隔壁が閉じたわ。

「次はこっちよ。スイッチオン!」

 ドン!

 後ろが・・・閉じ込められたわ。

「ファースト〜、アタシの恐ろしさを身をもって教えてあげるわ。まあ謝ってアタシの下僕になるなら許してやってもいいわよ」

 スピーカから恐ろしい鬼の声が聞える。私はどうなるのかしら?碇クンにもう会えないの。

「鬼に降伏する気はないわ」

「誰が鬼よ!アタシはアスカ様よ!」

「そんな人知らないわ、部外者は入ってはいけないのよ」

「誰が部外者よ!アタシは惣流・アスカ・ラングレー!エヴァンゲリオン弐号機のパイロットよ!」

「パイロット?エヴァのパイロットは私と碇クンだけよ」

 3人もパイロットはいなかったわ。

「むっき〜〜〜アンタ超ムカつくわ」

「今度はお猿さんが現れたようね」

「き〜〜〜、もう我慢ならないわ、喰らいなさい!スイッチオン」

 ドドドドドドドドド!!

 な、何?天井から豆が流れてこんできたわ。

「一兆個の豆に埋もれなさい!」

 あ〜〜〜れ〜〜〜

 碇ク〜〜ン・・・





「フン、アタシの恐ろしさを思い知ったかしら?これに懲りたらもう二度とするんじゃないわよ」

 ・・・流石鬼だわ、恐ろしい。今年は負けたけど来年は勝つわよ。

 ・・・ところでどうやってココから脱出しようかしら?


 レイちゃんの鬼はアスカちゃんですね。鬼を退治しようとしたレイちゃんですが、返り討ちにあってしまいました(^^;)

 来年は勝つのでしょうか(笑)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 節分