二人

 ・・・・・今日はお休み、何も予定が無いから・・・・暇なの・・・・

 ・・・・・・・

 ・・・・・・・

 ・・・・・・・

 ・・・・・・・碇クンに会いに行こう。

 とことこ、とことこ

 連絡を入れていないから行ったら驚くかな?

 驚いた碇クン・・・・見てみたい。

 とことこ、とことこ

 

 

 ピンポ〜〜ン!

 呼び鈴を押した、すると碇クンが出てくるの・・・・嬉しい・・・・けど違ったの。

「ファーストじゃない、なんか用なの?」

 アスカだったの、碇クンじゃなくて残念・・・・・

「遊びに来たの、碇クンは?」

「シンジ〜?シンジはバカ達と遊びにいったわよ」

  そう・・・居ないのね、悲しい・・・・・しくしく

「ちょっとアンタ何泣いてんのよ」

 泣いて?私泣いているの?

「わからないわ」

「はあ〜〜?相変わらず変ね」

 ・・・・・・碇クンが居ないのなら仕方が無いわ、帰りましょう。

「さよなら」

「あっちょっと待ちなさい」

「何?」

 アスカが私を引き止めた・・・・・あのアスカが珍しい。

「アタシこれから買い物に行くのよ、どうせ暇でしょ付き合いなさい」

 ・・・・・・買い物?別に買うものは無いけど。

「わかったわ」

 アスカの買い物に付き合うことにしたの。

「アンタの洋服も選んであげるわよ、休みなのに制服なんておかしいわよ」

 おかしい?休みに制服はおかしいの?わからないわ。

「アスカに任せるわ」

「まっかせなさい!美的センスNo,1のアスカ様が選んであげるわよ」

 アスカ・・・・自分の事を誇大に言って恥ずかしくないのかしら?私は恥ずかしいけど・・・・まあいいわ、行きましょう。

 

 

 

 デパート、大きいお家・・・・いつかこんな大きいお家に住みたい、勿論碇クンと二人で・・・・・ぽっ!

「ファースト、アンタなに赤くなってんの?」

 でも二人だと大きすぎるから小さいお家でもいいわ、小さいと触れ合うから・・・・ぽっぽ!

「ファースト!」

 ぽっぽっぽ!

「ダメだ、世界が違っているわ」

 碇くふん〜〜〜〜

 

 

 

 

 ・・・・・・・・はっ!いつの間にお洋服売り場にいたの?不思議・・・・・これがしゅんかんいどうなの?

「これなんかいいわよ」

 アスカが私にお洋服を持ってきた、いいのかしら?

「わからないわ」

「そう言うと思ったわ、ここは全てアタシに任せておきなさい」

 そう・・・不安だけど任せるわ。

「これと、これと、これ、これも似合うわね」

 次々にお洋服を選んでいく・・・・・私に似合っているの?着たら碇クン喜んでくれるかしら?

「これでよし!アタシも服を選んじゃお〜〜」

 碇クンが喜んで・・・・・・・ぽっ!

「ファースト買うわよ、アンタカード持っているでしょ」

 カード、持っているわ。これでお買い物。

「貸しなさい、買ってきてあげるわ」

 わかったわ、お願い。

 

 

 

「はい、これがファーストの分」

 アスカから渡された大きな袋、これが私のお洋服・・・・・・碇クンが喜んでくれるお洋服・・・・・ぽっ!

「で、これがアタシの分っと」

 アスカもお洋服を買ったみたい、私の袋より2倍大きい。沢山買ったのね。

「はい、カードどレシートよ」

 カードとレシートを渡された・・・・・レシートが異様に長いわ・・・・・

「アスカこれって?長すぎるわ」

「べ、別に普通の長さじゃない。問題無いわよ」

 アスカ・・・・白々しく口笛を吹いて明後日の方向を向いている。

「使ったのね」

「い、良いじゃない。授業料よ」

 ・・・・高すぎる授業料だわ。

「細かい事を気にしない、シンジに見せたら喜ぶわよ」

 ・・・・・・ふう〜〜〜、でも碇クンが喜んでくれるなら安い授業料ね。

 

 

 次のお休みはこれを来て碇クンに会いに行こう。きっと喜んでくれる・・・・・ぽっ!


 異色の組み合わせ、アスカちゃんとレイちゃんのお買い物です(ほとんどがアスカちゃんだけですが)

 アスカちゃん、洋服代が浮んだのはラッキーでしたがレシートを渡したのが失敗でしたね(悪知恵が働くなあ)

 レイちゃんは次のお休みが待ち遠しいでしょうね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 二人