ペンペン
葛城家リビング、テーブルをはさんでアスカとペンペンが向かい合って座っている。
「むむむむむっ」
アスカはあぐらをかき、腕を組んで口を真一文字にしてペンペンを見ている。
「クエッ」
一方ペンペンは身長が無いので座布団を重ねて座っている、アスカに見つめられ?ても照れずにジッとアスカを見ている。
「ペンペン・・・・」
「クエッ?」
数分したところでアスカ開口。
「アンタって本当にペンギンなの」
「クエクエ」
アスカの冗談かのような質問に首を縦に振って答える。
「本当に本当?」
「クワクワ」
「絶対に本当?」
「クワワワ」
「本当ね?」
「クエエ」
しつこく繰り返される質問、ペンペンは誰が見たってペンギンである。それをアスカは疑問に思った。
「じゃあどうして、将棋が強いのよ!」
「クエエ〜」
ドンとテ〜ブルをついてペンペンに詰め寄る。顔数センチまで近づけられて困るペンペンである。一人と一匹は将棋をさしていたのだ。
「どうしてペンギンが将棋をできるのよ!まあできたとしてもアタシを負かすなんて生意気よ」
ビシッと指を額に突き付け怒るアスカ、ペンペンは理不尽な理由で文句を言われいい迷惑である。
「それに飛車角2枚落ち〜〜アンタ絶対にペンギンじゃないわね。背中にチャックが付いているんでしょ」
「ク、クエエエ!!」
アスカはペンペンを掴み逆さに持ち上げ背中を探るがチャックは出てこない。宙に逆さにされたペンペンは羽をバタバタさせてもがく事しかできない。
「見つからないわ、最近は精巧にできているわねえ、さっさと出しなさい」
「クワエエエエエエ!!」
足首を掴まれ弄繰り回され、悲鳴の叫びを上げる。
「ほらほら、早く出しなさいよ!」
しつこくするアスカ、将棋に負けた事がよっぽど悔しかったようだ。
「クワワワワワッ!!」
流石のペンペンも切れた、アスカの手を跳ね除けるとくちばしを目標に向かって定める。
「クエエエエエエエエエッ!!」
「いたたたたたたたたたっ!!」
顔面に向かってくちばしの連打、アスカは痛さで思わず掴んでいた手を離した。
「クエエ!!」
ペンペンは一回転して着地すると、すかさず天井高くジャンプ目標をとらえる。
「クエ!!」
ゴンッ!
「んきゃっ!」
重力の赴くままにアスカの頭にヒット、アスカは頭に星が回り気絶した。
「クエッ」
ペンペンは将棋を直すと気絶したアスカはそのまま放っておき、自分専用の冷蔵庫に戻って昼寝についたのであった。
ここ「jun16 Factory」がペンペンのページである事を証明するSSです(笑)
ペンペン将棋が強いなんてアスカちゃんがペンギンかどうか疑問に思うのは当然ですね。
ペンペン本当にペンギン?本当は小人さんが中に入って・・・(爆)
jun16はペンペンが好きなので葛城家最強です。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION ペンペン