葛城家の人々、その2

 アタシは惣流・アスカ・ラングレー、中学二年生でエヴァンゲリオン弐号機のパイロット、天才美少女よ。

 天才美少女、アタシに相応しいわ。でもミサトやシンジはアタシの事をへっぽこって言うのよね。まったくアタシのどこがへっぽこだっていうのよ!

「ご飯だよ〜〜〜」

「「は〜〜〜い」」

 シンジの声、夕ご飯ができたのね。アタシとミサトは返事をして台所に向かったわ。

「おおっ!スパゲッティー、ビールに合うわね」

 ミサト何言ってんのよ、出てくる料理何にでも合うんでしょうが。

「ミサトさん、ビールは三本までですよ」

「何本でも良いじゃな〜〜い、シンちゃんの料理に合うから何本でも入るわ」

 何本でもって規制が無かったら無限に飲むわね。まあシンジの料理は美味しいんだけどね。

「「いっただきま〜〜〜〜す」」

 さあ、お腹いっぱい食べるわよ。

 ずるずる!ずるずる

うんま〜〜〜〜い!!

 ミサト、音を立てて食べないでよ。まったく下品なんだから。

 つ、つ〜〜〜〜〜

 こうよ、こう!音が立っているけど聞こえないほど小さいわ。フォークを回してパスタを絡めとリ髪をかき上げて食べる。う〜〜〜ん、セクシーね。

「アスカ、おかわりいる?」

「うん、貰うわ」

 シンジのご飯、美味しいから沢山入っちゃう。でも食べすぎには気をつけないとね。

「シンちゃん、私もおかわり〜〜〜」

「はい、わかりました」

 ミサトったら口の回りにソースをつけちゃって子供みたいね。その点アタシは大人、口の回りにソースなんてついてないわよ。ソースを飛ばさずに食べる、ふふふ流石大人ね。

「あら?アスカ、Tシャツにソースがついているわよ」

 え、ええ?

 うそ、うそうそ〜〜〜〜?口の回りについていないのにTシャツについているの?ってついてる〜〜〜!

「あ〜〜〜早く洗わないと染みになっちゃうよ」

 卸したての真っ白なTシャツ、一日も着ていないのにもう駄目になっちゃうの〜?

「シ、シンジ!早く洗って!」

「うん、わかったよ」

 急がないと取れないわ、脱がないと。

「わああ、アスカここで脱がないでよ」

 キャ〜〜〜〜シンジのえっち〜〜〜!

 恥ずかしいわ、部屋に逃げちゃえ。

「まったくアスカってへっぽこねえ〜〜」

「慌てまくっていましたね」




 う〜〜〜〜恥ずかしい恥ずかしいよ〜〜〜〜〜。アタシ今顔が真っ赤かだわ、熱い熱いわ。

 とほほ、アタシってへっぽこなのかしら?いいえ違うわ天才美少女アスカ様よ。


 アスカちゃんは天才?それともへっぽこ?

 シンジ君、ミサトさんはへっぽこと思っていますね。アスカちゃん自身は天才美少女と思っていますけど、へっぽこですね。

 アスカちゃん、へっぽこの称号は無くなるのでしょうか(笑)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 葛城家の人々、その2