夏の恐怖、ふたたび
毎日、毎日あっついわね〜〜
暑い〜〜
こう暑いとなにもする気がおきないわ
何か涼しくなる事ないかしら・・・
怪談
そうね怪談があったわね
日本に古来から伝わる涼しくなる話し
違ったかしら?まあいいわ
今日はアタシが体験した涼しい話し・・・
涼しいじゃないわ、ゾッしたわね
身も凍る話し・・・
うぐっ、思い出したら・・・
血の涙が流れちゃった・・・
流れない、流れない
それじゃあ話すわよ・・・
・・・
・・・
駄目、思い出したら気持ちわるい・・・
・・・
・・・
でも負けないわ話すわよ・・・
「ふあああ」
ん〜〜〜夏休みは遅くまで寝られるから良いわね
今日も起きたのは十一時、極楽極楽ぅ
さあて遅めの朝食を、早めの昼食かな
台所へ行くアタシ、シンジちゃんとアタシの分を取っといてくれているんでしょうね
・・・って、無いわ。アタシのご飯が無〜〜〜い
あんのバカシンジ、アタシのご飯を・・・
食い物の恨みは恐ろしいわよ!
「アスカ〜〜何燃えてんの?」
ミサトがやって来たわ、今日は休みかしら?
そう、アタシは今燃えているわ、復讐の炎でね
「アタシのご飯が無いのよ」
「あ〜ごめ〜〜ん私が食べちゃった」
「え〜〜?」
どうしてミサトがアタシのご飯を食べたのよ?
「ちょ〜〜ちお腹が空きすぎちゃってて、ついアスカの分まで食べちゃった」
ア、アタシのご飯〜〜、ミサト〜いつか殺すわよ!
「ちょっとどうしてくれるのよ?アタシはお腹が空いているのよ。シンジはどうしたの?」
そうシンジが居ないわ、どこに行ったのかしら?
「シンちゃんなら遊びに行ったわよ」
遊び〜〜?このアタシがお腹空いているのに遊びに行くとは、ビンタね
「う〜〜〜お腹空いた〜〜」
冷蔵庫に何か入ってないかしら?って何もないわ
材料は少しあるけど作る自信が無いし・・・
「アスカ、もうすぐお昼だからそうめんでも作りましょうか」
え?そうめん、良いわね〜暑い日はつるつる〜〜って
でも・・・ミサトが作るの?大丈夫かしら?
・・・まあそうめんは茹でるだけだから大丈夫よね
「そう、なら頼むわね」
「まっかせなさい!腕によりをかけて作るわよん」
ただ茹でるだけでしょうが、まあいいわリビングでゆっくりしてよっと
「お待ち〜〜できたわよん」
「サンキュー」
白く輝くそうめん、茹でるだけだけだからミサトにもできるわね
「ミサト、つゆは?」
つゆがなくっちゃ始まらないわ
「忘れていたわ、取ってくるわね」
まったく、つゆを忘れるなんてどこかぬけているわね
「はい、特製つゆよん」
?これがつゆ?
なにか黄色なんだけど
「ミサト、これは何?」
「何ってミサト特製カレーつゆよん」
はあ?今何て言ったの?
「私が考えたカレーつゆはつゆ業界に革命を起こすわよ」
・・・革命より暴動が起きそう
「さあ召し上がれ、美味しいわよ〜」
・・・た、食べなきゃいけないの?イヤ食べたくない
「うっ!」
「ん、どうしたの?アスカ」
「ちょ、ちょっと今日は女の子の日だから気分が悪いわ・・・」
食べたくない、食べたくない
「そうなの、でもこれを食べたら一発でなおるわよん」
なおるか〜〜〜!
「と、とにかく気分が悪いからそうめんは食べられないわ」
こんなの食べたら本当に悪くなっちゃう
速退散よ
アタシが体験した恐怖
ミサト特製カレーつゆ
思い出しただけで身も凍る話し
夏は怪談、その2。怪談はミサトさんの料理で涼しくなります。
そうめんは茹でるだけなので油断したアスカちゃん、まさかつゆがミサトさん特製とは思いませんでしたね(^^;)
カレーつゆ、アスカちゃんの言うとおり革命ではなく暴動が起きるでしょうね。
身も凍るお話しでした(爆)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 夏の恐怖、ふたたび