願いかなう・・・2


へくちゅんっ


・・・

「何ボ〜っとしてんのよ?」


風邪だからボ〜ってなってるの、考えがまとまらないわ


「ボケボケの頭で考えてもしょうがないでしょう、ほら寝なさい」


ボケじゃないわ、それはあなたの方


でも口に出して言えない


言ったらもっと風邪をこじらせてしまうわ


いいえ、こじらせる前にこの世から居なくなるわね


「ほらほらいくらアタシの顔が綺麗だからって見とれてないで寝なさい」


だれも見とれてなんかいないわ、へっぽこが面白いだけ


これも口に出しては言えない


「よしっ!早く風邪が治るようにアスカ様特製の雑炊を作ってあげるわよ」


どうせなら碇クンに作ってもらいたかった


でも碇クンはネルフ


・・・


赤木博士恨みます


「ちょっと待ってなさいよ、作ってくるから」


アスカが台所へ行ったわ、ちゃんと材料を買ってきたのね


私のために買ってきてくれたの・・・


・・・


ちょっと嬉しい


でも碇クンに作ってもらいたかった


・・・


・・・


アスカが作る雑炊・・・


食べても良いかも





「お待たせ〜〜」


できたみたいね、湯気が熱々美味しそう


「アスカ様特製のスペシャル美少女雑炊よ」


美少女って付けるなんてセンスがないわ


「食べたら美味しくて死んじゃうわよ」


死ぬってそんなの聞いたこと無いわ


・・・

ひとつ聞いたことあったわ


葛城三佐の・・・


カレー


・・・


あれを食べたとき・・・


思い出すのはやめましょう


「どうしたの早く食べて風邪を治しなさい」


「うん、いただきます」


ぱくっ


・・・


「どう美味しいでしょう?」


・・・


・・・


・・・


・・・


「こらファースト、何か言いなさいよ美味しいでしょう」


・・・


・・・


・・・


「ファースト、ファースト?」


・・・


・・・


「きゃ・・・きゃ〜〜〜死んでる〜〜〜!!


 アスカちゃんの雑炊を食べたレイちゃん、返事がありませんね(^^;)

 アスカちゃんの雑炊が美味しすぎて死んでしまったのでしょうか?それとも・・・

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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