アスカのGW

「あっ、今日でゴールデンウィークは終わりじゃないの」

 くう〜〜折角の黄金週間が終わるなんて、休みだと日にちが経つのが早いわね。

「もっと休みたいわ〜〜休み足りない〜〜」

 黄金週間じゃなくて黄金月間にすれば良いのに、まったく日本人は働きすぎよ。

 ・・・愚痴ってもしょうがないわね、しょうがないわ今日を楽しく過ごしましょう。

 ・・・けど外は雨、まったく天気もわかっちゃいないわね休みを晴れにしないなんてふざけているわ。もし天気に会えたら絶対にしばくわ。

 雨だから外では遊べないわね、映画でも見に行こうかな。

 でも一人で行くのはつまんないから・・・

「シンジ〜〜暇なんでしょ?映画見に行こう」

 暇人を連れて見に行こう。

「映画?良いけど暇じゃないよ、見てわかるだろう」

「暇じゃないの?」

「掃除しているんだけど暇に見えるのかな」

「冗談よ冗談」

 まったく冗談が通用しないなんてつまんないわね。

「掃除が終わったら行こう」

「終わったら洗濯があるんだよ」

「え〜〜洗濯?そんなの帰ってきてからすれば良いじゃない」

「沢山あるから帰ってからしたらいつ終わるかわかんないよ」

 今からしてもいつ終わるかわかんないじゃないのよ。まったくしょうがないわね。

「アタシも手伝ってあげるわよ、そうすればすぐ終わるでしょ」

 フフ、アタシが手伝ってあげるのよ心から感謝しなさい。

「えっ?手伝う?アスカが?」

「むっ何よその驚いた顔は」

「アスカ洗濯できるの?」

 ボクッ!

「うっ・・・」

「アンタ殴るわよ」

「もう殴っているじゃないか」

 あっ無意識にこぶしができている、これって条件反射?・・・まあいいわシンジだから気にしない気にしない。

「そんな事より映画に行くんだから早く終わらすのよ」

「あっうん」

 アタシも手伝うから十分で終わるわね、洗面所へGOよ。





 ・・・洗面所へ行ったアタシは驚いたわ。

「何これ?・・・」

 そこに有ったのは洗濯物の山、山、山。

「洗濯物だよ、今日はかなり多いよ」

 かなりって凄く多いじゃないの、これを洗濯してたら今日が終わっちゃう。

「ねえ明日にしない?」

「ダメだよ、手伝ってくれるんだろう」

「う、うん・・・」

 しょううがないわ、映画に行くのあきらめよう・・・







 ・・・ふう〜〜なんて多いの、山が減らないじゃないの。

「休みの分だからね」

「それにしても多いわ、一体誰の洗濯物ものよ」

 どうせほとんどミサトでしょう。

「ミサトさんとアスカの分だよ」

「アタシの分も?アタシそんなに出していないわよ」

 エコロジーなアタシがそんなに出すわけ無いじゃないのよ。

「そこら一体はアスカの洗濯物だよ」

 ・・・あ、本当だアタシのブラジャー、いつの間にこんなに出したのかしら?

「ま、まあ良いわ。自分で洗うから問題無い!」

 そうよ問題無いわ、問題あるのはミサトよ。むっ何よシンジ、その笑いは?

「ははは、いつも洗濯している僕の苦労がわかったかい?」

「わ、わかったわよ。今度からは気をつけるわ」

 結局映画に行けないけど、こんな休みも良いかな。


 今日でゴールデンウィークはお終いですね、でもアスカちゃんは休み足りない。

 最終日を楽しく過ごす為にシンジ君と映画へ・・・でもシンジ君は洗濯で大忙し。映画に行けなかったですけどシンジ君と洗濯しましたからアスカちゃんも満足でしょうね?

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION アスカのGW