インフルエンザ

 アタシ、惣流・アスカ・ラングレーは本日インフルエンザになりました♪

 ・・・って何バカな事言っているのかしら?げほげほっ、あ〜〜体がだるいわ。

「寝相が悪いからだろ」

 熱を測りに来たシンジが何か言っているわ、五月蝿いわね〜寝相は悪くないわよ、ベッドが狭いのよ。アタシの寝相に耐え切れないなんてふざけているわ。

「それを寝相が悪いって言うんだよ」

 うるさ〜〜い、げほげほっ!

「はいはい、熱測るよ」

 はむ・・・体温計を口に入れられ喋れなくなったわ。

 ピピッ

 もう体温が測れちゃった、わずか一秒。

「高いね」

 そうなんだ、どうりで体が火照っているわ。

「汗はかいていない?」

 かいてる

「ちゃんと拭いて着替えるんだよ」

 うん、着替えさせて〜〜

「な、なに言っているんだよ」

 ふふ、真っ赤になっちゃって冗談よ、冗談。

「もう、お腹空いただろう?何か作ってくるよ。何がいい?」

 それじゃあハンバーグ!シンジ特製ハンバーグが食べたい。

「病人にそれはダメだよ、消化のいいものを作ってくるよ」

 ぶ〜〜ぶ〜〜、何がいいかって聞いたじゃないのよ。ぶ〜〜ぶ〜〜ブーイングするわよ。

「はいはい、わかったよ。食べたら凄く苦い薬を飲もうね」

 うぐっそれは嫌・・・

「ダメだよ、凄く苦いほど効くから飲まなきゃね」

 うう・・・シンジが笑っている・・・シンジがアタシをいじめる〜〜

「アスカ〜〜風邪大丈夫?」

 あっミサトがやってきたわ、一応保護者らしく心配してくれているわね。

「まだ熱は高いです」

「そうなの、でももう安心よん凄く効く薬を持ってきたわ」

 凄く効く薬?まさか苦いやつ・・・

「じゃ〜〜んミサト特製風邪薬カレーよ。カレールーの代わりに色々な風邪薬でルーを作ったのよ」

「・・・」

 ・・・シンジとアタシは絶句したわ、ルーの色が・・・表現しがたい色ね。

「さあ食べて〜これで一発で治るわよん」

 な、治るわけないでしょうが!シンジ助けて〜〜

「ミ、ミサトさん。そ、それはやめてください」

「どして〜?中国四千年の歴史も真っ青な特効薬なのに」

 誰もが真っ青になるわよ。

「ア、アスカはお腹も壊しているんですよ。だから普通の薬でないとダメなんですよ」

「そうなの〜〜じゃあこれどうしよう?シンちゃん食べる〜?」

 はうっシンジが死んじゃうじゃないのよ。

「ぼ、僕は風邪引いてませんから」

「そう、なら勿体無いから私が食べるわね」

 ほっ・・・死なずにすんだわ。これでシンジの手厚い看護が受けられるわ。


 アスカちゃんは寝相が悪くてインフルエンザになりました、へっぽこです(^^;)

 シンジ君は優しいですね、それに比べてミサトさんは特製風邪薬カレー・・・死にますね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION インフルエンザ