最期の願い、その2
「ねえシンジ・・・」
「どうしたのアスカ?」
「あのね・・・ううん、なんでもない」
「元気が無いよ、お腹空いたの?」
「空いてない・・・」
「それじゃあ食べ過ぎたの?」
「ううん・・・あのね」
「なんだい?」
「チョコが食べたいの」
「チョコ?ダメだよ虫歯になっちゃうよ」
「明日死ぬってわかっていても?」
「明日死ぬ?」
「うん、だからアタシの最期の我侭を聞いて」
「いっぱい食べたいの?」
「うん、いっぱい、い〜〜っぱい食べたいの」
「ダ〜〜〜メ!」
「え〜〜なんで〜?アタシ明日死んじゃうんだよ」
「それでもダ〜〜〜メ」
「どうして?どうして聞いてくれないの?」
「昨日ミサトさんが言っていたのを聞いていたんだろう」
「うっ・・・違うもん」
「違わないよ」
「違うもん、違うもん〜〜うっごほごほっ・・・血が・・・」
「はいはい、洗濯物だしておくんだよ。僕は買い物に行ってくるからね」
「あっ待ってよ、アタシも行く〜〜」
「チョコなら買わないよ」
「買ってもらうもん」
「はいはい」
アスカちゃん、ミサトさんの真似をしましたが見事に見破られてしまいましたね(笑)
真似をするアスカちゃんがへっぽこなんですね。
シンジ君は軽くかわすとは流石主夫です。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 最期の願い、その2