エビフライ
「いっただきま〜〜す!!」
今日の晩御飯はアタシの大好きなエビフライ〜〜、シンジの揚げたエビフライは衣がサクサクして中はプリプリ美味しいのよね。
秘伝のソース、って売ってあるソースだけど絶妙に合うのよね、いくらでも入るわ。
「う〜〜ん、シンちゃんのエビフライは最高ね、ビールが美味しいわん」
「そんな事ないですよ」
「また〜〜謙遜しちゃって、そんなシンちゃん大好きよん」
ウインクするな〜〜酒徒にシンジの味がわかるわけないでしょ、何食べても同じなんですから。
「か、からかわないでくださいよ」
「ふふふ、照れちゃってかわいい〜〜」
ミサト・・・月が出てない夜道に気をつけることね。
ミサトはもう無視しておいてエビフライの脇役はキャベツの千切り!
ふっふ〜〜ん見事な千切りだわ、誰が切ったのかしら?勿論アタシ!千切りと言うくらいな細さ、どれも幅が揃って完璧な千切りね。これはドレッシングで食べるのが美味しいのよね。
エビフライばかり食べていたら油っこくなっちゃうからキャベツも食べないとね。
うんうん、綺麗に切れていると美味しいわ〜〜、キャベツを食べたらエビフライにご飯、もう最高〜〜
「アスカ〜尻尾も食べなきゃダメだよ」
うっ尻尾があったわ。
「全部揚げてあるから食べれるよ、歯応えにカルシウムがあって美味しいよ」
確かに全部食べられるんだけど苦手なのよね。シンジやミサトは食べていて残しているのはアタシだけ。
「う、うん。は、半分食べるから半分食べて」
今は六本食べたから尻尾は六個残っているわ、今は三個で勘弁して。
「しょうがないな〜ちゃんと食べられるようになるんだよ」
「うん」
溜め息付いたのはちょっとムカツクけど食べてくれるから嬉しいわ。
「あら〜シンちゃん優しいのね〜」
でた行かず後家のからかいが。
「尻尾も美味しいですよ、ミサトさんも要りますか?」
「私はいいわ、ねえアスカ」
「な、なんでアタシに聞くのよ」
「だって私が食べたらシンちゃんの分が無くなっちゃうわよ」
くう〜〜ニヤニヤしてムカツクわ。
「う、五月蝿い!シンジはカルシウム不足だからワザと残してやっているのよ」
「あら〜怒りっぽいアスカの方がカルシウムが不足していると思うわよ〜」
キイイ〜〜激しく殺したいわ。
「アスカ、ワザと残しているの?」
「ち、違うわよ!苦手なの、ミサトがからかうからつい・・・」
ちょっと顔が赤くなっちゃったわ。ミサト〜今夜は永遠の眠りにつくかもしれないわよ、覚えていなさい!
「そうなんだ、ミサトさんまた悪酔いですね」
「ごっめ〜〜ん!つい酔っちゃったわ。ウフ」
酔い殺してやろうかしら。
でもシンジも平気で食べるわよね。天才美少女のアタシが食べた残りの尻尾なのよ、クラスのバカ連中なら泣いて喜ぶのに。
・・・残さず食べる、主夫が身についているわよね。
アスカちゃんの大好きなエビフライ、尻尾まで食べれますが苦手のようですね。
シンジ君は流石主夫ですね、全部食べています。ミサトさんは何でも食べますからね(^^;)
エビフライの尻尾で間接キッスなのにシンジ君は平気で食べていますね、鈍感の極みです(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION エビフライ