EVA−02

「エヴァ・・・」

 実験が終ったアスカはプラグスーツのままエヴァ弐号機を見て呟いた。

「あら、アスカまだ着替えてなかったの」

 そこに現れたのは白衣姿のリツコであった、暫しの休憩で散歩をしていた。

「ええ」

「どうしたの?エヴァをずっと見て」

「べっつに〜〜赤色がね・・・」

「え?まさか・・・」

 リツコにはアスカのつぎ出る言葉が想像できた。

「ご、ごめんなさいね。アスカはシャア専用がよかったのね」

「へ?」

でもね版権なのよ!版権!版権がじゃまするのよ〜〜

 リツコの叫び声が静かなネルフ内に響く。

ザクが良いんでしょザクが。それともズゴック?ゲルググ?ジオングは足が無いからダメよね。でも飾りだから良いかしら?

でも、やっぱりザクよね、ザクが原点だからね

「ちょ、ちょっと」

でもごめんなさい、シャアザクにはできないのよ。仮に造って三倍性能を良くすると三倍コストがかかるのよ!

 唖然とするアスカだがリツコは無視して喋り続ける。

だからね、色だけはと赤色にしたのよ。ハッタリカラーね。これなら敵は恐怖に陥るわよ。あっ、でも相手は未知なる生命体使徒、ザクを知っているわけないわね〜

「お、落ち着いて」

アスカはシャアになりたかったのよね。マスクをかぶってみたかったんでしょ?でもね、司令がそれじゃあダメだって言って自分でデザインしたプラグスーツを作らせたのよ

「ええっ?これって司令のデザインなの」

 新事実に驚く。

そうよ。なにか知らないけど萌え〜〜って叫んで決定したのよ〜〜〜

 ハンカチを噛み締めその場を立ち去るリツコであった。その後姿を見ながらアスカは・・・

「ネルフ辞めようかしら」

 首をかしげながらロッカーに向かうアスカであった。


 リツコさんちょっと暴走気味です(^^;)

 弐号機のカラーリングにはこんな秘密があったんですね(笑)相手がザクを知っていれば良いんですが使徒ですからね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION EVA−02