ジメジメ

「あ〜〜暑苦しいわ〜〜ジメジメする〜〜」

 第三新東京の夜は蒸し暑い、アスカはリビングでテーブルに両足を乗せて喉の渇きを潤す為にジュースを飲んだ。

「アスカ〜飲みすぎだよ」

「あ〜〜?喉渇いているのよ、飲まなきゃ干からびちゃうじゃないのよ」

 蒸し暑さで機嫌が悪く少し声にドスが聞いている。

「それでも飲みすぎだよ、それじゃあおねしょするよ」

「おねしょ〜〜?アタシを何歳だと思っているの、するわけないでしょうが」

 鼻息を鳴らしまたジュースを口に運んだ。

「ふふ、シンちゃんにしてみればアスカはまだまだ子供なのよ」

 一人ビールを飲んでほろ酔い気分のミサトはアスカの態度を見てそう思った。

「アタシは大人よ!そういうミサトだって子供じゃないのよ」

「アタシは立派な大人よん、ナイスバデーにビューチィフルな美貌。ねえシンちゃん」

「は、はあ・・・」

 シンジから見れば二人とも子供である。

「ミサトさんも飲みすぎですよ、注意してください」

「そうよ、アンタこそおねしょしないように気をつけなさい」

「しないわよ〜何本飲んでも平気よ」

「ダメですよ、ミサトさんの場合、寝てる時に吐くからおねしょよりたちが悪いんですからね」

「うげ」

 アスカはその場面を想像して気分が悪くなった。

「この前も吐いたでしょう、布団の洗濯は大変なんですよ」

「ご、ごみん」

 缶を置き小さくなるミサト、一応反省をしている。

「でも中華丼が布団に散らばっているって思えば楽しいじゃない」

「楽しくありません!もう片付けますよ」

 反省はしてないようだ、シンジは片付けると台所に持っていくのであった。

「あっまだ飲んでないのに〜〜」

 缶にはまだ半分残ってあり、シンジを追いかけるミサト。それを見ていたアスカは・・・

「バッカみたい」

 酒徒に呆れながらジュースを飲み干すのであった。


 蒸し暑い夜は機嫌が悪いですねアスカちゃん(^^;)

 ジュースを飲みすぎるアスカちゃんを心配するシンジ君、立派な保父さんですね。

 ミサトさんはだらしない酒徒です。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION ジメジメ