健康診断

 人類をを使徒から守るチルドレン、いつでも身体を万全な状態にしておかなければならない。その為定期的に健康診断がおこなわれている。

「ふっふふ〜〜バストがまた大きくなっちゃった」

 診断が終わり、結果表を見て喜ぶアスカ、前回より大きくなったようである。

「ファーストはどうなの?」

 女の子同士だと気になる数値である。

「私?これ」

 数値には興味が無いレイは躊躇う事無く結果表をアスカに見せた。

「勝った」

 握りこぶしを作りガッツポーズ、アスカの方が大きいようである。

「でも私の方が前回より成長しているわ」

 前回からの数値を比較したらレイの方が成長していた。

「ふ、ふん。でもアタシの方が大きいから勝ちよ」

「でもこのまま成長し続けたら私が勝つわ」

 レイも女の子、アスカには勝ちたい。

「同じように成長しないわよ。だから絶対にアタシには勝てないわよ」

「でもこれは負けても良いわ」

「うっ・・・」

 指をさした数値を見て一瞬たじろいだ。

「お肉付き過ぎ」

「う、五月蝿いわね。成長期だからこのくらいで丁度いいのよ」

「そうやって自分にウソをついて子豚さんになっていくのよ。うふふ」

 手を口に当てて笑を噛み殺した。

「こ、子豚なんかにならないわよ!」

「今朝、ご飯食べなかったでしょう?」

「な、ちゃんと食べてきたわよ!」

「うそ、お腹が鳴っているわ」

「ええっ?嘘でしょ」

 お腹に手を当て慌てふためいた。

「うそよ、一食抜いただけじゃ減らないわよ」

「くう〜〜いちいち五月蝿いわね。体重が勝っているからっていばらないでよね!」

「バストが勝っているからっていばらないで」

「くう〜〜ムカツク〜〜」

 言い返されて悔しい。

「ふふふ」

「い〜〜もん、次は体重でも勝つわよ!」

「そう、頑張ってね。でも・・・」

「デモ?」

 レイは財布から何かチケットを二枚取り出した。

「ケーキ食べ放題のチケット、行かない?」

「ケ、ケーキ!」

 思わず、お腹が鳴り涎をたらしそうになる。

「でも次は体重でも勝つみたいだから行かないわね」

「い、行く〜〜!」

 ケーキの魔力には勝てない。

「また増えるわよ」

「いいの、ケーキは別腹よ。さあレッツゴ〜〜」

 先ほどの気合はどこへやら、二人はケーキを食べに行くのであった。


 アスカちゃん、ケーキに負けてしまいましたね。

 こんな事ではレイちゃんにいつまでたっても勝てないでしょうね。でも胸が勝っているからいいかも(^^;)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 健康診断