みどり

 ごろにゃん、ごろにゃん。平日だけど今日はお休み、みどりの日。

 遅くまで寝ていられるから幸せだわ、ごろにゃんごろにゃんって転がりたくなるわね。

 今日は何をしようかな?十一時ごろに起きて、遅い朝ごはん食べて・・・昼ごはんと兼用になるかしら?

 ふあああ、もう一度深い眠りに入ろうかな。二度寝が気持ち良いのよね。

 ごろにゃん、ごろにゃん・・・zzz。

アスカ〜〜布団干すから起きるんだよ〜〜

 んげっ!バカシンジの声が頭に響いたわ。

 いやいや起きたくな〜〜い。

アスカ〜〜ご飯も早く食べないと片付かないよ〜〜

 いやいや、アタシの分は取っておいて後で食べる〜〜

アスカ〜〜

 もう!五月蝿いわね〜〜バカシンジ〜〜うるさ〜〜い!アタシは眠たいの、ごろにゃんしてたいの。

「そう?なら自分で布団干してね」

 うっ・・・か弱い天才美少女に力仕事させるきなの?

「じゃあ起きて」

 起きるのもヤダ。

「じゃあ布団干さなくてもいいんだね?」

 干した後の布団は気持ち良いのよね、ほっかほかして凄くよく眠れるの。・・・起きるべきか起きないべきか・・・

 ・・・起きよう。

「じゃあ早くご飯食べてね」

 うん・・・くう〜〜折角の休みなのに。

「あっ洗濯物出しておいてね」

 洗濯物〜〜?ええとタオルにTシャツに・・・下着は脱衣所にあったわね。

 それにしてもよく働くわね、感心するわ。

「誰も家事をしないじゃないか、アスカする?」

 アタシ?お姫様はそんな事しないのよ。

「せめて下着くらいは自分で洗ってよ。手洗い面倒なんだよ」

 高いんだから丁寧に洗うのよ。それにアタシのが洗えて幸せでしょう?クラスの連中が知ったら卒倒するわよ。

「逆に不幸だよ。ミサトさんのも手洗いだから時間がかかるんだよね。わけるのも面倒だし」

 ふ〜〜んミサトのも手洗いなんだ、それでよくアタシやミサトの下着の区別がつくわね。

「大きさでわかるよ」

 うっ・・・コイツは・・・恥ずかしがらずによく言葉にできるわね。なれってやつなの?

「さあ早く食べてきて、色々忙しいんだからね」

 はいはい、わかったわよ。食べてくるわよ。

 まったく主夫が五月蝿いわね。休みなんだから休めばいいのに。

 ・・・休んだら、誰が家事をするのかしら?アタシ?それともミサト?

 ・・・シンジ休めないわね。

 ・・・ご飯食べたら手伝おうっ。


 休みの日は遅くまで寝ていたいんですが、そうはさせてくれませんでした。

 シンジ君は休みだからこそ主夫業大忙しですね。

 アスカちゃんも気遣って手伝おうとしましたね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION みどり