夏の恐怖
「碇クン・・・」
「ん?どうしたの」
「昨日恐ろしい体験をしたわ、聞いてくれる?」
「お、恐ろしい体験?」
「聞きたくない?」
「こ、恐いならなるべく聞きたくないよ」
「聞きたいでしょう?」
「き、聞かせたいの?」
「うん、碇クンに聞いてほしいの」
「そ、それなら聞かせてもらうかな」
「ありがとう、恐すぎて失神しないでね」
「う、うん」
「昨日赤木博士の所に遊びに行ったの」
「博士」
「あらレイ珍しいわね、どうしたの?」
「これおみやげです」
「あらアイス、嬉しいわね」
「モナカです、食べてください」
「ええいただくわ、ありがとう」
「博士は何をしていたんですか?」
「ふふふ、知りたい?」
「はい」
「今ね、人に言えないようなものを作っているのよ」
「?」
「言えないから教えられないわ」
「そうですか、帰ります」
「ちょ、ちょっと待って聞きたいでしょう?」
「言えないならいいです、さようなら」
「ああ!レ〜〜イ」
「ねえ綾波、どこが恐いの?」
「赤木博士は今人に言えないようなものを作っているのよ、それだけで恐いでしょう」
「た、確かに何を作っているか想像するだけで恐いね」
「私が思うに多分猫耳を作っていると思うわ」
「猫耳?可愛いじゃないか」
「可愛い?」
「うん、綾波がつけたら可愛いと思うよ」
「碇クン・・・ぽっ」
「どうして猫耳が恐いの?」
「碇司令が装着した姿を想像してみて・・・」
「ご、ごくりっ・・・た、確かに恐いね」
「そう、可愛いと恐ろしさを兼ね備えている諸刃の剣なの」
「・・・猫耳、恐ろしいね」
果たしてリツコさんは何を作っていたのでしょうか?
レイちゃんが思ったように猫耳でしょうか?レイちゃんやアスカちゃんが身に着けると可愛いですがゲンドウなら・・・(^^;)
シンジ君も可愛いでしょうね(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 夏の恐怖