教えて

 夏休み、よく遊びよく遊べ・・・って世間では言うけど現実は宿題の山!山!山!

 うっき〜〜これじゃあ全然遊べないじゃないのよ!まったく日本の学校は休みの時まで勉強させるなんてふざけているわね。

 日本は教育の意味を全然理解していないわ。

 大学出のアタシが宿題なんてしなくていいけど、学校に行っているからやらないといけないわ。

 さあパッパと片付けてシンジと遊びに行こうっと。

 さあ頑張るわよ〜〜

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 終了!

 ふう〜手強いわね、全然わかんないわ。って言うか日本語だから読めないわ。

 中学程度のレベルはすぐに解けちゃうけど、読めないから意味不明。まったく英語で書いてないなんてインターナショナルじゃないわね。

 しょうがない、シンジに教えてもらおうっと。

「シンジ〜〜!」

 あれ?台所に居ないの?じゃあ部屋かしら。

「シンジ〜居る?」

 マナーとして部屋の外で呼んでみる、いきなりドアを開けたら失礼だもんね。

 ・・・

「返事がないわ、寝ているのかしら?」

「シンちゃんならさっき遊びに行ったわよ」

 何ですって?このアタシに断りも無く遊びに行くなんて鉄拳パンチものだわ。

「愛しいシンちゃんが居なくて残念ね」

「五月蝿〜い!だれが愛しいシンジよ」

 まったく行かず後家が五月蝿いわ。

「シンちゃんシンちゃ〜んって叫んでいたでしょう」

「叫んでないわよ」

 まったく昼間っからビール飲んで、さっさと太ってビア樽になればいいんだわ。

「ふふ、自分では叫んでないと思っていても叫んでいるものなのよ」

「だ〜か〜ら〜〜」

 叫んでないのに、酔っているミサトに何言っても無理ね。

「それでシンちゃんに何の用だったの?デートの誘いかしらん」

「違うって!」

 まったく色恋沙汰が無い三十路は邪魔だわ。

 しょうがない、シンジが居ないんならミサトでいいか。

「あのね、シンジを呼んでいたのは宿題を教えてもらうためなの。シンジが居ないから教えてよ」

「私?良いわよ、教えてあげるん」

 よし!全てを教えてもらおうっと。

「さあ、ど〜〜んとミサトお姉さんに任せなさ〜〜い」

「じゃあお願いするわ」

「ん〜〜どれどれ・・・zzz」

 あっ寝た。

「こらいきなり寝るな」

「zzz」

「寝るなって・・・もしかしてわかんないの?」

 ミサト寝ながら冷や汗かいているわ。

「グ〜〜グ〜〜最近は難しいわね〜〜グ〜〜グ〜〜これは寝言〜〜グ〜グ〜」

 そうわかんないのね。ミサトに聞いたアタシがバカだったわ。

「グ〜〜グ〜〜お姉さんは寝ているわ〜〜」

 ・・・役にたたない保護者ね、しょうがないヒカリに教えてもらおうっと。


 宿題がわからないアスカちゃん、シンジ君に教えてもらおうとしますが居なかった。

 家に居たのはミサトさん、大学出だからわかると思いきや・・・(^^;)役にたちませんでした。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 教えて