自転車に乗って




今日天気がいいから自転車に乗って外に出かけた



ペダルをこぐと、風がアタシの顔に当たって爽やかな気分になる



目指す目的地は考えていない



目の前にある道を進んでいくの



空が青くて太陽がまぶしいわ



走りながら遠くを見ていると



日本に来てからの事を思い出すわ



シンジと出会って



ファーストで出会って



使徒との戦い



ユニゾンして勝利



そして



ミサトとシンジとの同居



家事は全て



・・・



・・・



アタシがやっている



美味しいご飯



シンジは美味しいって言ってくれる



ミサトはズボラだけど頼りになるわ



日本に来て楽しい日々だわ







あっ目の前には坂道があるわ



上りきれるかしら



ようし



助走をつけて一気に上るわよ




いっけ〜〜〜!







「無理だよ〜〜」



「無理じゃない!さっさ上る」



「二人乗りして上れるわけ無いじゃないかよ」



アタシはシンジがこぐ自転車の後ろに乗っているわ



こがなくていいから楽チン楽チン〜



「こぐ僕の身になってよ〜それに後半の回想は違うじゃないか」



「何が違うのよ」



「家事は全部僕がやっているんだよ」



あら、そうだったかしら?



「いいじゃない、ほら早く上んなさい」



「だから無理だって〜〜下りてよ」



「ぶあっか言うんじゃないの、このアタシが後ろに乗っているのよ。感謝するべきよ」



この天才美少女アスカ様が二人乗りなんて滅多に無いわよ



それにシンジにギュって抱きつけられるんだもん



「だって重い。ぐえっ!」



「何か言ったかしら?」



抱きしめる腕に力を込めてやったわ。



「い、いいえ」



「よし!さあレッツゴーよ」



「わかったよ」



うふふ、シンジには悪いけど今の時間が楽しいんだもん



 自転車に乗ったアスカちゃん、自分ではこいでいません。シンジ君がこいでアスカちゃんは楽チンしています(笑)

 一人で乗っては楽しくない自転車も二人で乗れば楽しいですね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION 自転車に乗って