恋心
ふう〜
君に会う度に僕の胸の鼓動が高鳴りする
君の顔を見る度に僕の胸は熱くなる
君の微笑んだ顔
怒った顔
泣いた顔
全てか僕を虜にしてしまう
あの日、出会った時から僕は君に恋をしてしまったのかもしれない
でも君はそんな僕の気持ちを知らない
会う度に
手と手が触れ合う度に
話をする度に
僕の君への思いは一層強くなる
僕は
僕は
君を
君を・・・
好きだ
好きなんだ
「シンジく〜〜〜ん!」
「カ、カヲル君」
カヲルはシンジに抱きついた。
「好きだ好きだ好きだ〜〜!」
「カ、カヲル君やめてよ。離れてよ」
抱きしめられて少し頬が赤くなった。
「抱きついたらダメなのかい?」
「だ、ダメじゃないけど・・・むしろいいかも・・・」
更に顔が赤くなる。
「さあシンジ君、僕と一緒にヘブンズドアを開けようじゃないか」
カヲルの唇がシンジの唇に近づくと何故かシンジは目をつぶった。
「ふふシンジ君」
ゴン!
「うげっ」
突然カヲルの後頭部に衝撃が走った。
「こら〜〜この変態ナルシスホモがなにやってんのよ!」
「ア、アスカ君か、相変わらず元気がいいね」
「アスカ、叩くなんてひどいよ」
「シンジ〜アンタもバッカじゃないの、なんで目を閉じてんのよ。男にキスされそうになったのよ。この変態!」
「目、目を閉じたのはつい・・・」
「ふふ、シンジ君は僕を受け入れる体勢ができていたんだよ。これは好意にあたいするよ」
後頭部の痛みが走る、ふらつきながら立ち上がった。
「何が好意よ、シンジ!帰るわよ」
「ええ?」
「何がええよ、帰って晩御飯作ってよ」
「うん、でもまだ続きが・・・」
シンジを指をモジモジさせてカヲルを見つめた。
「何が続きよ、そんなに続きがしたければアタシが目をつぶらせてあげるわよ。さあ帰るわよ」
アスカはシンジの手を取ると引きずりながら歩き始めた。
「ああ、シンジ君!」
「黙れ!ホモ!」
ボシュッ!
アスカの蹴りがカヲルの腹部に入った。
「う・・・ア、アスカ君、プロサッカー選手になれる素質があるよ・・・」
カヲルは気絶した。
「そうありがと。さあ帰るわよ」
「でもカヲル君が」
「ほっといてもいいわよ。どうせ諜報部が後片付けしてくれるから」
「でも」
「でももテロもない、アタシはお腹空いているのよ!」
「う、うん」
アスカの迫力に負け渋々一緒に帰るシンジであった。
カヲル君のシンジ君好き度が高まりすぎて抱きついてしまいました(^^)
あと一歩のところでキス・・・しかしアスカちゃんに阻止されてしまいましたね。カヲル君に明日はあるのでしょうか(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 恋心