飽きた
ふあああ〜〜お正月も三が日が過ぎたわ、休みはもうすぐ終わり。時が経つのは早いわね。
お正月といえば、おせち料理!シンジが作ってくれたおせち料理は美味しかったけど、三日も続けば飽きるのよね〜
朝昼晩おせち料理だったわ、シンジちょっと作りすぎたのよね。
今日もご飯はおせちだと思うと食べたくなくなるわ。
ぎゅるるる〜〜〜
きゃっアタシったらはしたない、シンジに聞かれたらどうしよう。
「アスカお腹空いたの?」
「おわっシンジ!何時の間に居たの?」
「さっきからずっと居るじゃないか」
そ、そういえばシンジはずっとテレビを見ていたわね。
「そろそろお昼だね」
「そうね」
はあ〜またおせちの残りなんだわ。
「お昼はカレーだよ」
「ほんと?」
カレーなの?アタシは瞳を輝かせたわ。
「うん、そろそろおせちも飽きるだろうと思って作っておいたんだ」
「さっすがシンジね」
「昨日作っておいて一日寝かせておいたんだ。コクが出て美味しいと思うよ」
「わお〜〜おいしそ〜〜」
シンジのカレーはすぐに食べても美味しいのに、一日おいたやつはもっと美味しくなる。う〜〜〜ん、ヨダレがでてきそうだわ。
「早く〜早く〜〜お腹空いちゃった」
「うん、温めてくるよ」
「さあ出来たよ」
「わお〜〜」
シンジが温めてきたカレー、う〜〜ん何杯おかわりできるかしら。
「それじゃあ食べようか」
「うん」
「「いただきま〜〜〜す!!」」
シンジのカレーがアタシの口に入るわ、入るわよ〜〜〜
パクッ!
ん〜〜〜〜おいし・・・い?
「う、う、うげ〜〜〜〜まず〜〜〜〜〜〜!!」
な、なにこの不味さは?シンジが作ったカレーでしょ?どうして不味いのよ。
「シンジ!なんなのよこのカレーは?」
「あ、あ、あ・・・さ、三途の川が見える・・・渡る為にはお金を払わないと・・・ぐふっ・・・」
シンジが泡を吹いて逝っちゃった。
「うぐっ・・・まずい、意識が遠退いてきたわ・・・」
「あらカレー食べたのね、どうだった?」
ミサトが今頃起きてきたわ。
「どうだったって・・・何がよ・・・」
意識でミサトの顔が歪んできたわ。
「そのカレー昨日シンちゃんが作っていたんだけどね、ち〜〜〜と一味足りなかったから私が後から秘密の調味料を加えておいたのよ、美味しかったでしょう〜」
グフッ!吐血が。ど、どうりで不味さが以上に異様だわ。クッやばい、意識が無くなって・・・
「あら〜〜アスカ、ご飯の途中で寝るなんて行儀が悪いわね、あらシンちゃんも寝ちゃって、疲れが溜まっているのね」
意識が遠退いていくアタシの耳に聞こえたミサトの言葉は・・・
「ん〜〜〜美味しい〜〜〜」
美味しくないわよ・・・お正月から最悪な食事だわ・・・
おせち料理に飽きたアスカちゃん、でも主夫シンジ君はそんなアスカちゃんの気持ちを察していました。シンジ君特製のカレーでアスカちゃん大喜び(^^)
大口を開けてカレーを食べるアスカちゃんでしたが味が何か変、シンジ君は気絶してしまいました(^^;)
その理由はミサトさんの妖しい調味料でした。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 飽きた