ドキドキ
私の情報によると、今夜第三新東京市に上陸、もの凄い事になるらしいわ。
そうなると、このアパートは一瞬のうちに崩壊してしまうわ。
崩壊したら私は生き埋め・・・私の代わりはいるけど・・・代わりたくない。
崩壊しても生き埋めにならないようにするには・・・
!
「何でアンタがいるのよ〜〜!」
おサルさんが何かいっているわ。無視をしましょう。
「断りもなくアタシの家に入り込んで図々しいわね」
ここはサル山ではないわ、碇クンのお家なの。
「碇クン、これおみやげ」
おサルさんは無視して買ってきたカステラを碇クンにあげましょう。
「気を使わせて悪いね」
「こら〜無視するな〜〜」
「カステラなの、食べて」
「カステラかあ、じゃあ今からお茶にしようか」
カステラにお茶はあうのよね。
「だから無視するんじゃないの!」
「アスカも食べるよね?」
「うんっ!」
大きく頷いたわ、流石食いしん坊さんね。
「じゃあ用意するから待っていてね」
「「うん」」
碇クンが入れるお茶は美味しいから待っておきましょう。
「ところでファースト」
「・・・」
「こら、聞こえているの?返事をしなさいよ」
返事、しなくちゃいけないの?
「なに?」
「その大きなバックは何よ」
私の後ろに置いてあるバックに気がついたわ、流石野生の勘ね。
「秘密」
「秘密じゃないわよ、見せなさいよ!」
あ、素早く奪い取られたわ。
「どれどれ・・・下着にパジャマに歯ブラシぃ?お泊りセットじゃないのよ!」
「ばれたわ」
「ばればれよ」
「アンタ今日泊まりにきたの?」
「うん」
「うんじゃないわよ、泊まりに来るんじゃないの!」
「どうして?」
お泊りしたらいけないのかしら?
「どうしてもよ!」
「お茶入ったよ〜」
碇クンが戻ってきたわ、碇クンに聞いてみましょう」
「碇クン」
「どうしたの?」
「今日お泊りしていい?」
「いいよ〜」
一秒でオーケーしてくれたわ、流石碇クン優しいわ。
「ダメダメダメダメ〜〜〜!」
「どうしてダメなの?」
おサルさんが大声で叫び始めたわ。
「ダメったらダメなの!」
「アスカ〜綾波が可哀想じゃないか、それに大勢の方が楽しいよ」
「碇クン・・・」
碇クン優しい、お持ち帰りしたいわ。
「大勢なんて騒がしいだけよ」
「貴女が一番騒がしいわ」
一人で騒音を出しているわ。
「五月蝿い五月蝿い五月蝿〜〜〜い!どうしていきなり泊まりにきたのよ?」
「台風」
「へ?」
おサルさん、目を真ん丸くしたわ。
「今夜台風が来るから、アパートが崩壊するの、そしたら生き埋めになって泣いてしまうの」
碇クンは私の為に泣いてくれるかしら。
「た、台風ってファーストアンタ、一日遅れているわよ」
「え?」
「台風は昨日来たけどそれたわよ」
「そう、よかったわね。碇クン、晩御飯は何?」
「ええとエビフライ」
エビフライ、サクサク衣が美味しいの。
「こらファースト、アンタ台風を口実に泊まりに来たのね!」
そうとも言うのかしら?
「知らない、私は三人目だから」
「何人目でも同じ〜〜!」
「そう、良かったわね」
「良くない〜〜!」
おサルさんは無視して碇クンとの愛を楽しみましょう。
台風でアパートが崩壊するのを心配してシンジ君宅に泊まりに行ったレイちゃん、一日遅かったですね。それも計算(笑)
邪魔者が来たアスカちゃんはお泊りを拒否しますが、シンジ君はオーケーしましたね。流石シンジ君は優しいです。
レイちゃんの楽しいお泊りになるんでしょうね。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION ドキドキ