プレゼント

「ん、ん〜〜〜〜」

 目覚めが良い朝だわ。ふんふんふ〜〜んって鼻歌歌っちゃうわよ〜

 昨日枕元に置いた靴下、サンタさんはプレゼントを入れているかしら。

 アタシの後ろに靴下がある、まだ見てないわよ。

 ドキドキ、ドキドキ

 プレゼント入っているかな〜?アタシが欲しいものかしら?

 ドキドキ、ドキドキ

 よ〜〜し、見ちゃうわよ。

「えいっ」

 気合を入れて振り向いたわ。

「わお〜〜」

 靴下が四角になっているわ、中に何かが入っているわね。

 靴下からプレゼントを出してラッピングを取ったら、その中にはアタシが欲しい・・・

















シンジ〜〜〜!

「やあアスカおはよう」

 何ぼけぼけしてんのよ。アタシは台所に居たシンジに怒鳴りつけたわ。

「おはようじゃないわよ、何よこれは!」

「何ってプレゼントだよ」

「見りゃわかるわよ、アタシが欲しかったのはPSPよ!違うじゃないのよ」

 そうプレゼントはPSPじゃなかったわ。

「ごめんよ、どこも売り切れで買えなかったんだよ」

 アタシの手にはPSPじゃなくてDSだっだわ。

「売り切れ〜?どうして売り切れなのよ」

「だって人気があるから」

 う〜〜ん、それはわかるけどね。

「だからDSにしたんだよ、他のがよかったかい?」

「売り切れならしょうがないわ、これでもいいわよ。ありがとう」

 アタシもPSPが欲しいって言うのが遅かったのがいけなかったわ、もっと早く言っておけばよかった。

「アスカもありがとうね」

「アタシじゃないわよ、サンタさんがプレゼントしたのよ」

 シンジにはDSをプレゼントしたわ。DSが二台になっちゃったけど通信プレーができるからいいわね。

「今からゲームしない?」

「いいけどご飯食べてからにしようよ。もうすぐできるよ」

 そういえばお腹空いてきたわね、ご飯食べてからしようっと。

「おっは〜〜〜」

「おはようございます」

「おはよミサト」

 そこへミサトが起きてきたわ、きっとご飯の匂いで起きたのね、食いしん坊だわ。

メリークリスマス!これはミサトサンタからあなた達にプレゼントよ」

「わあ〜ありがとうミサト」

「ありがとうございますミサトさん」

 ミサトがプレゼントをくれるなんて珍しいわね、雪でも降るんじゃないかしら。

「開けていいですか?」

「ええド〜〜ンと開けてちょうだい!」

 シンジが許可を取っている間にアタシはもう開けちゃったわ。

「あ!」

 包装を開けたらなんと!

「これは!」

 シンジも驚いているわ。

「「PSP」」

「ん〜〜ふっふっふ〜〜どう?喜んでくれたかしら」

「これどこで手に入れたの?」

 シンジが買えなかったのにミサトが買えてるなんて。

「ん〜〜ふっふっふ〜〜〜秘密」

「ミサトさん凄いですね」

 確かに、一台じゃなくて二台も手に入れるなんて凄いわ。

「ん〜〜〜ふっふっふ〜〜〜もっと褒めて褒めて〜」

「ミサトにしては最高のプレゼントだわ、ありがとうミサト」

「ありがとございます、ミサトさん」

 ミサトがどうやって手に入れたかは知らないけど、最高のクリスマスだわ。DS二台にPSP二台、これでシンジといつでも対戦できるわね。


 アスカちゃんへのプレゼントはDS。PSPを希望していたのですがシンジ君は買うことができませんでした(^^;)

 売り切れでは仕方ないと諦めていましたが、ミサトさんのプレゼントがPSP、シンジ君とアスカちゃんには最高のクリスマスプレゼントですね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION プレゼント