嬉しい
二学期が始まったわ、碇クンに会える。
夏休み中もネルフで会っていたけど、学校で会えるのが嬉しい。だって碇クンの制服姿が見えるから。
碇クンの制服・・・
制服プレイ・・・
責められて嫌がる碇クン・・・
でも本心では嫌がっていない碇クン・・・
瞳を潤ませて私も見つめる碇クン・・・
そ、想像しただけで鼻血が出そう。
あっ、出ちゃった、鼻血が。
ティッシュを取り出さないと。
「おはよう綾波、あれ鼻血かい?」
あ、いつの間にか碇クンが教室に入っていていたわ、私とした事が気づかないなんて不覚。
「碇クンのメイド姿を想像したら出たの」
「ぼ、僕のメイド姿〜?」
あ、間違えたわ。
「違うの、スクール水着」
「ス、スクール水着〜?」
そう、それも女の子用よ。
「碇クン」
「な、なんだい?」
「私の為にスクール水着を着てくれないかしら?」
「ええっ?朝から何を言っているんだよ、まだ寝ぼけているのかい」
「寝ぼけていないわ。私は本気よ、ほらその証拠にここにスクール水着があるわ」
私の手には何故か新品のスクール水着が握られていたわ。
「なんで持っているんだよ〜」
「それは最高機密よ」
「い、意味がわからないよ」
「着るのがいやなの?」
「イヤって言うか、その・・・」
女の子用なのに躊躇している姿が素敵。
「いやなのね」
「う、うん」
・・・ちょっと悲しいわ。
「それじゃあメイド服はどう?」
私の手には何故かメイド服が握られていたわ。
「な、何を学校に持ってきているんだよ〜」
「わけを話すと長くなるわ」
私とメイド服の関係は切っても切れないものよ。
「な、長くなるの?」
「うん、それでも聞きたい?」
「うん、聞いてみたい」
そう聞きたいのね、それじゃあ話すわ。
「碇クンのメイド服姿が見たいからよ」
「短っ!」
「短くないわ、心が込められているからとっても長いの」
「そ、そうなんだ」
「さあ碇クン、メイド服を着て」
「あ、綾波やめて、無理やり脱がさないでよ」
抵抗しつつ頬を赤らめ、脱がされていく碇クンの姿が素敵よ。
「ああ、ダメだよ綾波、こんなところで」
こんなところで・・・人気の無いところならいいのね。
「こらっ〜何やってんのよ!」
ボコッ!
「痛い、何するの?」
弐号機パイロットから叩かれたわ。
「何するのじゃないわよ、何シンジの服を脱がしてんのよ。暑さで頭が腐ったんじゃないの」
「腐ってないわ、碇クン続きをしましょう」
「あ、ダメだよ〜あん」
その悩ましげな声、もっと聞かせて。
「やめろって〜〜の!シンジも見事に脱がされてるんじゃないわよ」
「だって、綾波が〜」
碇クンの潤んだ瞳が素敵だわ、素敵・・・素敵・・・
リミッターカット、これより作戦に移ります。目標ダイブは碇クンの胸、今行くわ碇クン・・・
「シンジく〜〜〜ん!」
「あ、カヲル君」
先に・・・名前忘れちゃった、誰かしら?名無しが先に抱きついたわ。
「僕の為に脱ぐなんて、それも教室でプレイとはマニアックすぎるよ」
「あ、やめてよ。カヲル君」
「こら〜〜変態!シンジから離れなさいよ!」
弐号機パイロットが引き剥がそうとしているわ、私も手伝わないと。
「無駄さ、僕とシンジ君の愛は誰にも引き剥がさすことはできないよ。そうだよねシンジ君」
「カ、カヲル君・・・」
「こら〜〜バカシンジ!そこで頷くんじゃない。この変態ども〜〜〜〜!」
ああ、弐号機パイロット野性の力で碇クン達が教室の窓から投げ出されたわ。
「「あ〜〜〜〜〜〜・・・」」
姿が見えなくなったわ、碇クンお星様になったのね。
「まったく〜朝っぱらから馬鹿なことしてんじゃないわよね、お陰でお腹が空いちゃったじゃない」
動くとすぐお腹が減るのね、野生の証拠。
碇クンが居なくなっちゃった。このスクール水着でメイド服、どうすればいいの?
・・・寝ていればきっと戻ってくるからそれまで保管しておきましょう。
新学期が始まって学校でもシンジ君に会えるので嬉しいですね。
レイちゃんの想像は行動に表れています。スクール水着でメイド服を持参しています(笑)
でも着せる前にカヲル君に抱きつかれ二人ともアスカちゃんに投げ飛ばされてしまいました(^^;)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 嬉しい