浴衣
「アスカ〜〜これ着てみなさい」
「なにそれ?」
「浴衣よ、日本古来から伝わる服よ」
「ふ〜〜ん」
ミサトから手渡された浴衣、薄ピンクに朝顔の模様が入っているわ。
「どうやって着るの?」
「今着ている服を脱いで着ればいいのよ」
「じゃあ着てくるわ」
アタシは部屋に戻ろうとしたわ。
「まってアスカ」
「何よ」
ファーストが居たんだわ。ファーストも浴衣を貰っているのよね。柄は薄水色に金魚の模様が入っているわ。
「浴衣は何もつけないで着るのが常識なのよ、下着もつけないの」
そうなの?あっ!
ファーストは服を全部脱ぎだしたわ、下着まで・・・そして丸裸。
「あ、綾波〜〜!」
ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ウ!!
それを見ていたシンジが鼻血を噴出して倒れたわ。
「大変碇クンが倒れたわ、介抱しないと」
ファーストはニヤリと笑って裸でシンジに近づいたわ。
「ちょっとまて〜〜い!」
「何?」
「何じゃない、何か着なさいよ」
「それはできないわ、だって浴衣だから」
「意味わかんないわよ」
計画的犯行ね。
「お〜〜お〜〜若いわね」
ミサトはビールを飲んで高みの見物、ファーストに悪知恵を吹き込んだわね。
「碇クン、暑い時は私と一緒に涼しくなりましょう」
あ〜抱きついた。
「こ、こらっ抱きつくんじゃない!離れなさいよ!」
「いや、何ならアスカも混ざる?三人で」
「・・・!って一瞬考えちゃったじゃないの、そんな事できる訳ないでしょうが」
「そう残念ね」
こ、こいつは両刀か。
「とにかく離れなさい!」
プニ
「いやん」
胸触っちゃったわ、ちょっと負けているかも・・・
「いやんじゃない、感じてんじゃないわよ」
「あん、あん、あん、アスカテクニシャンね」
「だ〜〜か〜〜ら〜〜」
何気に頬が蒸気しているのが怖いわ。
「アスカ」
ガバッ!
「な、なによ」
ファーストがいきなりアタシに覆い被さってきたわ。
「私と百合の世界に行きましょう」
「い、いやよ」
「うふふ、可愛い子猫ちゃんね」
もみもみ
「あん」
ファーストの手がアタシの胸に。
「うふふ、張りがあって揉みがいがあるわ」
「いや〜〜〜!」
「いやよいやよも好きのうちよ」
「助けて〜〜〜〜!」
「・・・ん」
はあはあはあ・・・夢だったのね。
浴衣を着てテレビを見たまま寝ちゃったんだわ。向こうではファーストが寝ている、同じく浴衣を着て。
「ん・・・寝てたのね」
ファーストも起きだしたわ、寝相が悪かったのね浴衣がはだけている。
あっ!アタシはファーストに確認することを思い出したわ。
「ファースト」
「何?」
ガバッ!
アタシはファーストの浴衣の胸元を広げてみたわ。
「いやん、こんなところでアスカって大胆ね」
下着を着けているわね、夢でよかったわ。
「アスカ」
「何よ?」
ガバッ!
ファーストがアタシの浴衣の胸元を広げたわ。
「私より日本人なのね」
「きゃっ〜〜〜!」
どうしてアタシが下着をつけていないの?アタシの豊満な胸が丸見えじゃない!
「アスカそれは言いすぎよ」
「いいじゃない、豊満で」
「そう、言うことはタダだから」
ブシュ〜〜〜〜〜〜!
「ア、アスカ」
「シ、シンジ!」
スイカを持ってきたシンジが鼻血を出してるわ、見られた!アタシの豊満な胸を見られちゃった。
「だからそれは言いすぎよ」
「グッジョブ綾波・・・」
シンジは親指を突き立てると気絶したわ。って何言いながら気絶してんのよバカシンジ!
「見られたわ、もうお嫁に行けないじゃないのよ」
「大丈夫よ、私が貰ってあげるわ。うふふ」
「いや〜〜〜百合はいや〜〜〜!」
ゆ、浴衣にこんな魔力があるなんて、やっぱり日本は不思議だわ。
夏は浴衣ですね。アスカちゃんとレイちゃんは浴衣を着て妖しい世界へ(^^;)レイちゃんに迫られるアスカちゃん、ピンチでしたが夢でよかったですね。
けど起きても迫られるアスカちゃん、貞操の危機ですね(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 浴衣