暇
「ふあああ〜〜」
お昼ごはんも食べ終わってゴロゴロと暇をもてあそぶ日曜日の午後・・・な〜〜んかする事ないかしら?
テレビも面白い番組はやっていないし、出かけるにもちょっと時間が遅いかな。
「クエックエクエ〜〜」
「ああっそこよ、そこ〜〜!ペンペンいいわ〜〜〜!」
「クエックエ」
ペンペンはマッサージが上手ね、背中のコリが吹っ飛んじゃうわ。
「ありがとうペンペン」
「クエックエ〜〜」
お菓子を上げると上機嫌で冷蔵庫へ戻って行ったわ。
「ふああ〜〜〜」
マッサージをしてもらったら眠たくなってきちゃった・・・
「アスカ〜ちょっとそこどいてくれない?」
「ん〜〜」
シンジがやってきたわ、ベランダから洗濯物の取り込みが終わったみたい。今から洗濯物をたたむのね。
「ゴロゴロゴロ〜〜」
アタシは転がって部屋の隅っこへ移動、シンジは洗濯物をたたむ準備を始めたわ。
「ふんふんふ〜〜ん」
鼻歌を唄いながらアイロンの準備をするシンジ、な〜〜んか中学生に似合わない姿よね。
「ふんふんふ〜〜ん」
まずは日常使うタオルにアイロンをかけ始めたわ、シワをきっちりとらなくていいからサッとアイロンをかけているのね。
「ふんふ〜〜ん、んアスカするかい?」
「えっアタシ?」
ずっとシンジを見ていたら声かけられちゃった、アタシがアイロンをかけるの?
「暇そうだったからね」
「ひ、暇じゃないわよ」
「暇じゃないの?」
「そうよ、すっごく忙しいのよ」
もう猫の手もかりたいくらい忙しいわ。
「何が忙しいの?」
「そ、それは・・・」
ええと、何が忙しいかって理由まで考えていなかったわ。
「それは何?」
ニヤニヤしているシンジ、その姿がちょっとムカつくわね。
「忙しいったら忙しいの!」
「それじゃあアイロンをかけてもっと忙しくなろうね」
「え〜〜!?」
笑顔でアイロンを渡されたわ、無理やり忙しくされちゃうわね。
「たまに手伝うのもいいだろう?」
「しょうがないわね〜手伝ってあげるわよ」
ここでイヤって言ったら鬼に見えちゃうから、優しく手伝ったあげるわよ。
「それじゃあお願いするね」
シンジは台所へ行ったわ、まだする事があるのかしら。
「それじゃあ始めますか」
タオルがまだ残っているわね、面倒だからそのままたたんじゃえ!どうせ家で使うものだからシワが付いていても問題ないわ。
「次は下着ね」
まずはアタシの下着からよ、デリケートだから低温でかけるわよ。
「ふんふんふ〜〜ん」
うんうん、さっすがアタシの下着ね。可愛くてセクシーだわ、ミサトの下品な下着とは大違い。
「ふんふんふ〜〜ん」
自分のは念入りにアイロンをかけるわよ〜〜
「ふんふんふ〜〜ん」
はいっアタシのはおしまい!お次はミサトのね。
「あいっかわらず大きいわね」
ブラを自分の胸に当ててみたけど、かなり大きいわ。
「むむむむ〜〜」
パンティーは小さいわ、あんな大きなお尻に良く入るわね。
「ビヨ〜〜ン!」
うわっすっごく伸びるわね、だから入るのね。ズボンの上からでもはけちゃうわ。
「ア、アスカ何やってるの?」
「げっ」
シンジが戻ってきたわ。よりによってミサトのブラとパンティーを服の上から着けている姿を見られちゃった。
「な、何って下着をつけているのよ。文句ある?」
「い、いやないよ」
「なら黙っていなさい」
「う、うん」
くう〜〜恥ずかしいところを見られちゃったわ。
「きゅ、休憩しようか」
「う、うん」
テーブルにはプリンが用意されている、美味しそう〜〜
「いっただきま〜〜す」
プルプル〜〜ってしていて美味しいのよね。
「ねえアスカ」
「何〜?プリンくれるの」
「い、いや。ミサトさんの下着脱いだ方がいいんじゃないかな」
「え?あっ!」
アタシとしたことがウッカリしていたわ、プリンに気をとられて脱ぐの忘れちゃっていたわ。
「これはウッカリしていたわ」
ちょ〜〜と恥ずかしかったわね。あら?シンジの顔がちょっと赤いわね。はは〜〜ん、なるほど〜〜
「ほれほれ〜〜シンちゃ〜〜ん、ブラよブラ〜〜」
「な、なにやってんだよ〜〜」
前かがみになってTシャツの上からだけど胸を強調したわよ。ふふ赤くなっているわ。
「照れちゃって可愛いわね〜〜」
「そ、そんなんじゃないよ」
「ふふ、どうかしら?セクシーでしょう」
世の中の男性が泣いて喜ぶわよ。
「セ、セクシーじゃないよ」
「あら〜?じゃあどうして顔が赤くなっているのかな〜〜」
「そ、それは・・・」
「それは〜?」
アスカが可愛いからって言うのかな〜〜
「ミ、ミサトさんより胸がないから」
「な、何ですって!」
何を言うかと思ったら、変な事言って〜〜アタシが貧乳ってことか〜〜
ドコッ!
「ぐえっ!」
「死んで逝ってしまえ!」
ふんっ!言って良い事と悪い事があるのよ。
ムカついたからシンジの分のプリンまで食べちゃうわよ!
暇をもてあそぶアスカちゃん。暇すぎて何もすることがありません(笑)したがって強制的にシンジ君のお手伝い。
アイロンがけをするアスカちゃん、ミサトさんの下着を装着、サイズが大きいので服の上から着れます。
そのまま下着を装着していたアスカちゃん、セクシーポーズでシンジ君をからかいますが、シンジ君の一言が逆鱗に触れてしまいました(^^;)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 暇