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ふんふんふ〜〜ん、シンジとデート〜シンジとデ〜ト〜〜
ものすごく暇なシンジを誘ってのデート、さあどこに行こうかな?って本当は買い物の荷物持ち。
「雑誌買うくらいなら僕必要ないんじゃないかな」
「アンタは荷物持ちだから必要なのよ」
「買うのは雑誌だけなんでしょ?」
「たくさん買うかもしれないじゃない、もしたくさん買って持ちきれなかったらどうするのよ?」
「そんなにお金持ってるの?」
「持っているわよ!」
本当は五千円しか持ってないけどね、買う雑誌も毎月買っているやつ二冊だけよ。それ以上買ったらお小遣いがなくなっちゃうんだもん。
「雑誌を買った後はおしるこを食べに行くわよ」
本屋の近くのお店は美味しいおしるこを出すのよね、今考えただけでもお腹が鳴っちゃうわ。
「それはアスカの奢りかい?」
「ブー残念、アンタの奢りよ」
「どうして僕が?」
「女の子にお金を出させる気?うわ〜〜チルドレンの名が泣くわよ」
「なんだよそれ?」
「だからアンタが出すのよ」
「はいはい」
ふふ強引な理屈でおしるこを奢らせる事に成功したわ。
「でも大丈夫かな?」
「何が?」
「体重」
ボクッ!
「いった〜〜」
シンジの脇腹にパンチをお見舞いしてやったわ、むかつくわね。
「殴るわよ、アタシは食べても太らない体質だから良いのよ」
「もう殴ったくせに」
そうよ、殴ると思った時点で殴っているのよ。
「今の発言で気分害しちゃったわ、ペナルティーでおしるこ二杯になったわよ」
「そ、そんな〜〜」
うふふ、落ち込んでいるわ。でもおしるこはそんなに高くないからお小遣いに影響はあまり出ないわよ。
「さあ本屋に行きましょう〜」
シンジの手を引いて本屋へゴ〜〜!
「おや御両人、手を繋いで相変わらず仲が良いねえ〜」
げっ眼鏡。
「やあケンスケ、こんな所で会うなんて奇遇だね」
「デートか?」
そうよデートよ、文句ある?
「違うよ、荷物持ちだよ」
違うわよ、デートよデート!
「それはご苦労だね、俺はこれさ」
ん?眼鏡がバックから銃を取り出したわ、モデルガンかしら。
「撃ちに行くんだ」
「ああ、ストレス発散になるぜ、シンジはどうする?今日は無理か」
「良いなあ、行きたいな」
撃ちに行く?商店街のどこで撃つのよ、撃つなら山に行きなさいよ、帰ってこれないくらいの山奥に。
「惣流が一緒じゃ無理だろ」
「アスカ、今から撃ちに行かない?」
「撃ちに?」
どうしようかな?シンジは行きたそうだし。
「アスカも撃ったらきっとはまるよ」
「行きたいんなら良いわよ」
アタシもどこで撃つか興味あるしね。
「よし決まりだな」
アタシは眼鏡とシンジの後を付いて行ったわ。商店街を少し歩いて離れた所の店に入ったわ。
「うわ〜〜銃がいっぱい」
アタシは驚いたわ、お店は外から見たら喫茶店のようだけど、店内の壁には銃が飾られて、カウンターのガラスケース内にも陳列してあったわ。
「500円払うんだよ、僕が一緒に払っておくね」
「あ、ありがとう」
撃つところはシューティングレンジって言うみたい、離れた場所から的をめがけて撃つんだ、へ〜〜
「さあ撃つぞ〜シンジにはこれ、惣流はこの銃が良いだろう」
眼鏡がバックを開けると中から銃が三丁出てきたわ、眼鏡とシンジとアタシの分。アタシが借りる銃はシンジ達より小さくて軽いわ。
「どうやって撃つの?」
本物の銃は撃ったことあるけどモデルガンはないわ。へ〜これはエアガンって言うみたい。アタシにはどっちでも良いけどね。
「シンジ教えてやれよ」
「うん、ええとね。まずは眼を守るためにゴーグルを着けて」
「うん」
玉が眼に入らないようにゴーグルを着けるのね。
「それから銃は・・・」
人には向けてはいけない、撃たない時は引き金に指をつけておかないと危険行為をしちゃいけないのね。
「そしてマガジンにBB弾を入れるんだよ」
「へ〜〜」
シンジがBB弾を入れてくれたわ、慣れているわね〜その事を聞いたら、ちょくちょく二バカと来ているみたい。
「装弾してガスを入れるんだよ」
「ふ〜〜ん」
マガジンの底からガスを注入するのね、難しいと思っていたけど簡単ね。
「ガスを入れた後はドライヤーで温めるんだよ」
「どうして?」
「冷えていたら性能が落ちるんだよ」
「そうなんだ」
結構手間がかかるのね。
「これでよし、はい撃ってみなよ」
「わかったわ」
的は空き缶や小さいピンポン玉が並んでいたわ、狙いを定めて・・・
バシュ!
「きゃっ」
手に振動がきたわ、本物の銃ほどじゃないけどなんか良い感じ。
「アスカ、よく狙って」
「わかっているわ」
次は当てるわよ〜〜
バシュッ!
カンッ!
「やった!ほら見て見てシンジ、当たったわよ」
缶に当たって床に落ちたわ。
「おお凄いな〜〜」
「うふふ、次も狙っちゃうわよ」
狙いを定めて・・・
バシュッ!
「あら、外れちゃった」
残念、連続では当たらないわね。
「暫く撃っていれば当たるようになるよ。それじゃあ僕も・・・」
シンジも準備が出来たようね、アンタの腕を見せてもらうわよ。
バシュッ!バシュッ!
カンッ!カンッ!
「あっ凄い」
連射で二本当てたわ。
「腕を上げたなシンジ」
「そうじゃないよ、銃が良いんだよ」
「まあな俺の銃だからな」
眼鏡が威張っているわ、何かむかつくわね。
「それじゃあもう一度・・・」
シンジがまた構えたわ。
バシュッ!
ポンッ!
「また当てた」
今度は缶じゃなくてピンポン玉に当てたわ、小さいのに凄いわね。
「凄いじゃないシンジ」
「どう僕の腕は?」
「シミュレーションではへたくそなのに、どうしてここでは上手なのかしらね」
「そ、それは言わないでよ」
ふふ、ここで上手ならシミュレーションでも上手だと思うんだけど。
それからアタシ達は二時間くらい撃ちまくったわ、すっごく撃ったわ、かなり撃って快感・・・
「ふう〜〜疲れちゃったわ」
「アスカどうだった?」
「良いわね〜はまっちゃいそうよ」
「おっ気に入ってくれたかい?」
「ええ、自分の銃が欲しくなってくるわ。そんなに高いものじゃないんでしょう?」
「まあ必要なものを揃えるには二万あれば足りるな」
「そうなの、二万あれば足りるんだ」
もっと高いと思ったわ。
「アスカ買うの?」
「ん〜と、迷っちゃうわね〜〜まだわかんないわ」
「買うなら僕も買うよ」
「シンジも買う気になったか」
「うん、借りるより自分の銃で撃ちたいからね」
シンジも買いたそうね。
「二人とも良いぞ〜よし!俺が二人に合う銃を探しておこう」
眼鏡の眼鏡が光っているわ、仲間が増えるのが楽しそう。
「まだ迷っているだけよ、買うかはわからないわ」
「それでもいいさ、俺は銃を探しておくからさ」
何かしらないけど興奮しているわ。
「ケンスケ今日はありがとう」
「楽しかったわ」
「いいってことよ、それじゃあな」
眼鏡は銃を片付けると速攻で帰っていったわ、アタシ達も本屋に行きましょうか。
「アスカどうだった?」
「楽しかったわ、集中力を付けるのにも良いしストレスも発散できるわね」
的に当たった時の快感が良いわ。
「楽しんでもらえてよかったよ」
「また連れて行ってね」
「うん」
二人だけで行くとなれば、自分専用の銃が必要ね。う〜〜ん、買っちゃおうかな〜〜
デート?の途中で眼鏡に会った二人、シンジ君の希望でエアガンを撃ちに行くことになりました。
初めてなので興味津々なアスカちゃん、撃ち続けてはまってしまいましたね(笑)
そして自分用の銃が欲しくなったアスカちゃん、シンジ君と一緒にディープな世界にはまるんでしょうか(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION HIT