HIT2
昨日シンジと一緒に撃ったエアガンの感触、今も忘れられないわ。
「アスカ〜エアガン買いに行こう〜」
「うん、いくいく〜」
シンジが帰ってきたわ、どうやら眼鏡のお奨めの銃を聞いてきたみたい。
「じゃあ最初に銀行に行こう」
「うん」
買うためにはお金が必要、その為には銀行に行かないとね。あら?シンジと銀行へ一緒に行くのは初めてじゃないかしら、これもデートに入るのかな。
銀行に着いたアタシとシンジはそれぞれATMでお金をおろしたわ、資金は二万円。買うのには十分な金額だわ。
お金をおろしたら次はおもちゃ屋ね。
「あらシンジ、どこへ行くの?おもちゃ屋はこっちよ」
「おもちゃ屋よりディスカウントショップが安いんだよ」
「ふ〜〜ん」
よく知っているわね。って聞いたら眼鏡の情報らしいわ、眼鏡御用達のディスカウントショップみたい。
「ねえアタシにお奨めの銃って何なの?」
「アスカにお奨めの銃はハイキャパって言うんだよ」
「ふ〜〜ん」
名前を聞いてもわからないけどワクワクしちゃうわ。ハイキャパは他の銃と比べて装弾数が多いみたい、昨日アタシが撃つ数が少ないって言ったからこれを奨めたのね。
「それに精度が良くて人気があるんだよ」
「へ〜〜そうなの」
聞いていただけで欲しくなっちゃうわ。
「シンジは何を買うの?」
「僕はサムライエッジだよ」
日本らしい銃ね、なんでも某ゲームで主人公が使う銃みたい、そんなのも売ってあるんだ。
ディスカウントショップに着いたわ、銃は奥にあるのね。
「へ〜〜いっぱいあるわね〜〜」
たくさんの銃が売られているわ、アタシのハイキャパはどこにあるのかな〜?
「アスカ、ハイキャパはここにあるよ」
「あっ本当だわ」
ケースに飾られてあったわ、ちょっとグリップが大きいわね、アタシに握ることができるかしら?」
「サムライエッジもあるわよ」
「うん」
こっちも格好良いわね〜アタシもこれにしようかな、でも装弾数がすくないわね、やっぱりハイキャパかしら。
「あっ!シンジ」
「ん、どうしたの?」
色々見ていたアタシの瞳に銃に関する注意書きが入ったわ。
「対象年齢18歳以上って書いてあるじゃない」
それに18歳未満には売れないって書いてあるわよ。
「うん、18歳以上だよ」
「何のん気な事言ってんのよ、アタシ達は14歳なのよ。いくらアタシが可愛くて綺麗な美女の18歳に見えても身分証明を提示せろって言われたら買えないわよ」
「何気に自分を褒めるのが凄いね」
「本当の事だからいいじゃん」
「まあいいけどね」
ほらシンジも認めているじゃない。
「大丈夫だよ、加持さんに頼んであるから」
「加持さんに?」
「うん」
どうやら加持さんに買うことが出来るように頼んだみたい、そういう事だけ手回しが早いわね。
「ハイキャパで良いね」
「うん」
他の銃はわかんないからハイキャパで決まりね。
「じゃあゴーグルも買わないとね」
眼を守るための必需品ね。透明なやつとスモークが入ったやつ、それとサングラスのように真っ黒なレンズタイプがあるわ。
「アスカはどれにする?僕はスモークが入ったやつにするよ」
「ええとアタシは〜」
ブラックタイプも良いけど、シンジと同じスモークにしちゃおうかな。
「アタシもスモークにするわ」
「決まりだね、BB弾とローダも必要だね」
他にも買うものがあるようだけど、アタシにはわからないからシンジに任せたわ。
「これでよしっレジに行こうか」
「バックは買わないの?」
銃や小道具を入れるバックも売ってあるけど買わないのかしら?
「予算オーバーしちゃうからね、普通のバックでも大丈夫だよ」
「そうなの」
専用のバックは高いわね、本格的にはまったら凄い金額になりそうだわ。あまりはまらないようにしないといけないわね。
加持さんの手回しで無事に買う事ができたわ、早速撃ちに行くわよ〜〜
「おっシンジに惣流、買ってきたのか」
シューティングレンジにはすでに眼鏡が居たわ、アンタ行くとこ限定されているわね。
「うん、買ってきたよ」
「サムライエッジにハイキャパか」
眼鏡の眼が輝いているわ、不気味なくらいに輝いている。
「ケンスケお奨め品だよ」
「さっそく撃ってみろよ」
「うん」
アタシとシンジは新品の銃を取り出してBB弾を込めたわ。うふふアタシの銃だわ、ちょっと緊張、当てるわよ〜〜
「狙いを定めて・・・」
バシュッ!
カンッ!
「当たったわ」
弾はまっすぐ飛んで缶に当たったわ、凄く当たる銃だわ。
「凄いなアスカ〜」
「流石ハイキャパだな、素人でも当たる」
「何ですって〜〜」
「じょ、冗談だよ。ちょっと俺にも撃たせてくれよ」
「いいわよ」
眼鏡に貸してあげたわ、どのくらい良い銃なのかしら?
バシュッ!
ポンッ!
あっピンポン玉に当てたわ。
「これは良いぞ、当たりだよ」
「当たり?」
聞いたところによると銃でも当たりはずれがあるみたい、箱から出してすぐに撃っても当たったって事は当たりだそうね。うふふ〜アタシって運が良いわね。
「良い買い物したな〜」
「当然でしょ、アタシの銃なんですからね」
「いいなあアスカは、僕のはどうかな?」
バシュッ!
当たらなかったわ。
「残念、ホップがかかったよ」
「撃ち込みが必要だな」
「うん、撃ちまくらなくちゃね」
バシュバシュバシュ!バシュバシュバシュ!
カンカン!
シンジが撃ち始めたわ、アタシも撃ちまくるわよ〜
バシュバシュバシュ!バシュバシュバシュ!
カンカン!カン!
「アスカ当たるね〜〜」
「まあ当然よ、ふっふ〜〜ん」
自慢しているけどアタシ自身驚いているわ、昨日と大違い高確率で命中するわ。自分の銃を買ってよかった〜〜
銃を買いに行ったシンジ君とアスカちゃん。でもアスカちゃんには気がかりな事が一つ、それは銃が18歳以上対象でした。でもシンジ君はすでに根回しをしていました(笑)
ケンスケに奨められた銃を購入したシンジ君とアスカちゃんは早速撃ちに、そこではすでにケンスケが居ましたね。
そして銃を撃った感想は・・・アスカちゃんはまりましたね(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION HIT2