もう一度

 この前ホワイトデーで碇クンから貰ったクッキー、とても美味しかった。

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 考えただけでヨダレがでちゃう、お腹が空いてくるわ。

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 ・・・

 もう一度食べたい碇クンのクッキー、美味しいクッキー、私にくれたクッキー食べたい。

 だから・・・








「碇クン・・・」

「なんだい綾波」

 お昼休み、碇クンはジャージ君ともう一人・・・誰だったかしら?三人でお昼ご飯を屋上で食べていたわ。

「これ、あげる」

「これ?チョコレート」

「うんチョコレート」

 あげたのは板チョコ、バレンタインデーが過ぎたらオシャレなチョコは売ってなかったわ、だからシンプルな板チョコをあげたの。

「ありがとう、嬉しいよ」

「うん」

 碇クンは微笑んで受け取ってくれたわ、嬉しい。

「お〜〜シンジ相変わらずもてるな〜〜」

「ちくしょう羨ましい〜〜!」

 碇クンは二人から冷やかされたわ、ちょっと嬉しい。

「食後のオヤツで食べるよ、ありがとう」

「うん、それで・・・」

「ん?それで何」

「クッキーが欲しいの」

「クッキー?」

 あの碇クンの作ったクッキー。

「うん、そのチョコ、バレンタインなの。ホワイトデーのクッキーが欲しいの」

「クッキーが食べたいのかい?あ〜だからチョコをくれたんだね」

「うん」

 顔が少し熱くなったわ、頬が赤くなったみたい。

「はは、言えばクッキーくらい作ってあげるよ、わざわざチョコをくれなくていいんだよ」

「そうなの?」

「そうだよ、食べたいならいつでも言ってよ」

 チョコあげなくても言えばクッキーを作ってくれるのね、嬉しい。

「お〜〜よかったの〜綾波、シンジなら毎日作ってくれるで〜」

「羨ましいぞ〜!」

「碇クン、毎日作ってくれるの?」

「ん〜〜毎日は時間がないからちょっと無理かな〜〜でもできるだけ作るようにするよ」

 毎日は無理なんだ、ちょっと残念。でも作ってくれる碇クンに感謝するわ。



 ホワイトデーでもらったクッキーが忘れられないレイちゃん。

 食べた為にもう一度チョコを渡します(^^)でもシンジ君はチョコをあげなくても言えば作ってくれます。

 これでいつでも食べたいときに食べれますね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION もう一度