最高
私は伊吹マヤ、今日もお仕事です。
ここ数週間は忙しくて休みも取れません。
今日は休みたかったのですが休みませんでした。
せっかくの誕生日なのに・・・
休めないのはしょうがないわ、でもずっと残業だったから今日くらいは定時で帰りたい・・・それも無理。
それなら尊敬する先輩に誕生日を祝ってもらいたいわ。でも先輩は出張で不在・・・
なんて悲しい誕生日なの、先輩がいない誕生日なんて誕生日じゃないわ!
ふう〜愚痴を漏らしてもしょうがないわ、お仕事をしましょう。
「マヤちゅぁ〜〜ん、ちょ〜〜ち悪いけど〜これ処理してくれないかしら?」
「はい?」
ミサトさんから書類を渡されたわ、読んでみると・・・
「ミサトさんこれは、ダメですよこんな事しては」
「ん〜〜相変わらず固いわね〜このくらいいいのよ」
書類の内容はあまりにも過激すぎて・・・きゃ〜〜〜!
「んじゃ頼むわよん」
「わ、私にはできません〜他の人に頼んでください」
「マヤちゃんじゃなきゃできないのよ。お・ね・が・い」
ミサトさんはウインクすると一枚の写真を私のポケットに入れたわ。
「こ、これは!」
「それじゃあお願いね」
「わ、わかりました」
私の手には先輩がうたた寝している姿を撮った写真だったわ。きゃ〜〜〜先輩の寝顔がキュートだわ!
「ふう〜なんとか終わったわ」
ミサトさんから任された処理は二時間かかったわ、肩が凝っちゃった。
「マヤ、お疲れ様」
「あ、先輩、どうしてここに?」
出張であと三日は帰ってこないのに。
「それはね、貴女の誕生日だから帰ってきたのよ。おめでとうマヤ」
「あ、ありがとうございます」
誕生日を覚えててくれたんだ、嬉しい。
「これはプレゼントよ」
「先輩うれしいです!」
渡されたのは一枚のディスク、何が入っているのかしら?
「先輩、これは何ですか?」
「ハッキングツールよ、以前から欲しかったでしょう」
先輩が作ったツール、まさかそれを貰えるなんて。
「これさえあれば、どんなところでも侵入できるわよ。そうこんなところでも」
「ああ、先輩!」
先輩の手が私の・・・女の子の大事なところへ・・・
「どうかしら、私のハッキングツールは?」
「せ、せんぱ〜〜い・・・そ、それはツールと関係ありませ〜〜ん。ああ〜〜ん」
「うふふ、良い声で鳴くわね、これはどうかしら?」
先輩の手が熱くて・・・ダメ・・・
「いや〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」
「ああ、素敵素敵よ〜〜〜〜!」
「せんぱ〜〜〜い!」
「マヤ〜〜〜!」
こういうの初めてなのに、癖になりそう〜〜
「マヤ、起きなさい!」
「ほえ?」
「ほえじゃないでしょ、仕事しなさい」
「あ、は、はい〜」
仕事中に居眠りしちゃってたみたい、先輩に怒られたわトホホ・・・
「早く終わらせなさいよ」
「わ、わかりました」
先輩怒っているわ、早く終わらせなきゃ。
「それが終わったらここに来なさい」
「はい?」
一枚のメモを渡されたわ。
「貴女の誕生日を祝わなきゃね」
「は、はい〜〜!」
きゃ〜〜先輩が私の誕生日を覚えててくれたわ。って待って!これも夢じゃないでしょうね?
ホッペをつねってみましょう。
ぎゅう〜〜〜!
「いた!夢じゃないわ」
「マヤ、何をやっているの?早く終わらせなさい」
「はい!」
早くこの仕事を終わらせて先輩と食事しちゃうわよ〜!
マヤちゃんの誕生日、でもお仕事でリツコさんは出張中。ミサトさんの怪しげな処理を終えたらなんとリツコさんが帰ってきて、妖艶なムードに(^^;)
残念ながら夢オチでしたがリツコさんが本当に帰ってきてマヤちゃんは嬉しさ倍増です。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 最高