楽しみにしていた日曜日なのに雨・・・もう梅雨の季節になっちゃったわね。
せっかくシンジにドライブにでも連れて行ってもらおうと思ったのに残念だわ。
でもまあ、日曜の雨もいいかもしれないわね。シンジはゆっくりと仕事の疲れを取るためにゆっくりできるから。
マナとレイは遊びに行けないから不満そうだけど、お家でゆっくりしていなさいよ。シンジの休みを邪魔しちゃダメよ。
アタシはこの前怠けちゃってしていなかった部屋の掃除をしちゃおうかな。
FAMILY
お掃除
まずはアタシとシンジの愛の寝室を掃除するわよ。
今日の掃除は簡単に掃除機をかけるだけ、パッパ〜と終わらせてアタシもゆっくりしようっと。
ふんふんふ〜ん
掃除機はリツコに改造してもらったハイパワー使用だからすぐに綺麗になるわよ。
ふんふんふ〜〜ん
いつも綺麗にしているからすぐに終わっちゃったわ。
次はマナとレイの部屋ね。
「はいるわよ〜」
「「は〜い」」
マナとレイがお人形さんで遊んでいたわ、うふふ可愛いわね。でも・・・
「散らかしているわね〜足の踏み場もないじゃない。今からお掃除するから片付けなさい」
「え〜?お片づけきら〜〜い」
「散らかしていないの、ちゃんと置いているだけなの」
「うんうん、そうなの置いてあるところが定位置なんだよ」
どこでそんな屁理屈覚えてくるのかしら?もしかしてミサト?散らかし方がミサトにそっくりなのよね。
「それを散らかしているって言うのよ。片付けないんなら捨てちゃうわよ」
「捨てたらダメ〜片付ける〜」
「おかあさんの悪魔」
「悪魔悪魔〜」
「なんですって〜〜!全部捨てちゃうわよ〜〜」
グイイイ〜〜〜〜ン!
アタシは掃除機のスイッチをオンにして容赦なく部屋を掃除し始めたわ。
「あ〜〜ダメ〜〜〜」
「おかあさん、ひどい」
「早く片付けるのよ」
二人とも頬を膨らませながら片付けし始めたわ、片付けるくせをつけさせなくちゃいけないわね。
「片付けたよ〜」
「終わったの」
「よろしい、掃除機かけるから出ていなさい〜」
「「は〜い」」
二人はリビングへ向かったのね。リビングにはシンジが居るからちょうどいいわね。
ふんふんふ〜〜ん
二人は片付けしていったけど、まだ散らかっているわね。
ふう〜片付けは疲れるわね〜もう少し綺麗にするように教えなくちゃね。
さあ掃除機をかけて、ってお菓子のカスが散らばっているわ。もう〜お行儀悪いわね。
はあ〜やっと終わったわ、子供部屋を掃除するのは疲れるわ。
次は物置部屋ね。
物置部屋はマナとレイが大きくなって一人部屋が必要になった時に使う部屋で今は使わないものを置いている部屋。出入りもそんなに頻繁じゃないから、掃除はすぐに終わるわよ。
ふんふんふ〜〜ん。でお終いよ、簡単簡単〜〜
次はリビング、今シンジ達が居るのよね。
ふんふんふ〜〜ん。
リビングのドアを開けて〜〜〜。ってなに・・・
「おや掃除かい」
「そうだけど、これは・・・?」
床に置いてあるたくさんのプラモデル、一体何なの?
「おとうさんが作っているの〜」
「パーツを切り離して色を塗って乾かしている途中なの」
「ちょっとシンナー臭いけどね」
「掃除しているんだけど・・・」
「ごめ〜ん、色が渇くまで待ってくれないか?」
「おとうさん、それは無理だと思うよ〜」
「どうしてだいマナ?」
「だっておかあさん、お片づけしないと角が生えて怒るんだよ」
こ、こらマナ!何言っているのよ。
「そう、おかあさんは怒ると・・・これ以上は恐くて言えないわ」
レ、レイ!
「そうなんだ〜おかあさんは恐いね〜」
「な、何言っているのよ!恐くなんか無いわよ」
「「おとうさ〜ん、おかあさん恐〜い」」
げっマナとレイがシンジの背中に隠れて笑っている。アタシだって負けていられないわよ。
「そんな事言う子にはオヤツはナシよ!」
「「え〜〜〜!?」」
うふふふ、効いているわね。
「おかあさん大好き〜〜」
「マナお姉ちゃんはオヤツが大好きなんだよね」
「あら〜マナはオヤツが大好きなの?」
「ち、違うよ〜おかあさんが大好きなの。オヤツが大好きなのはレイでしょう」
「違うわ、私もおかあさんが大好きよ」
うふふ、二人が抱きついてきたわ。
「二人ともお父さんは大好きじゃないのかい?」
シンジがちょっと寂しそうね。
「「おとうさんも大好き〜」」
「おおっそうか〜お父さんも大好きだぞ〜」
あらあら現金な子達ねえ〜今度はシンジに抱きついていったわ。
「オヤツにしましょうか」
そろそろ三時だし、小腹が空いてきたわね。
「「オヤツ〜オヤツ〜」」
「二人ともやっぱりオヤツが一番大好きじゃないのよ〜」
まったく〜〜オヤツと聞いて喜びだしたわ、一体誰に似たのかしら?
「「おかあさん〜」」
違うでしょ!
雨の日曜日、お出かけができないのでアスカちゃんはお掃除、簡単なお掃除でも楽ではありませんね(^^;)
マナちゃんとレイちゃんにからかわれるアスカちゃん、でも怒らせたら恐いので甘えて許してもらいました(笑)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
FAMILY お掃除