今日も仕事疲れたなあ〜

 明日も仕事・・・じゃないんだよね。明日は祝日だからお休み。

 いつもは早く寝るんだけど、明日はゆっくりできるから夜更かしできるんだよね。

 この前買ったDVDを見てゆっくりしようっと。















FAMILY

夜更かし











 

「ただいま〜」

「「おかえりなさ〜〜い」」

 玄関を開けるとマナとレイが走ってやってきた、今日も元気でいいぞ。

「ご飯できてるよ〜」

「おお、そうか」

 良い匂いがしているから食欲をそそるね。

「それともお風呂がいい?私と一緒に入ろう」

「こらこらレイ、ここで服を脱いだらダメだよ」

 レイは僕と一緒にお風呂に入りたいんだね、でもご飯の後かな。

「ご飯食べたら入ろうね」

「うん」

「あ〜レイずる〜〜い、マナも一緒に入る〜〜」

「早いもの勝ちなの」

「マナも入るもん」

「三人ではいろうか」

 一緒に入れるのも小学校までだろうなあ〜

「「うん」」



「お帰りなさい、ご飯出来ているわよ」

「わかったよ」

 アスカがやって来た。流石だね、僕が帰宅したときにはご飯作っているんだからね。

「明日は休みだからゆっくりできるでしょ」

「あ、うん」

「ウフッ」

 アスカの頬が赤い、ひょっとしてひょっとすると・・・







 やっぱり、食卓にはウナギに山芋、精力が付くものだ・・・

「「「「いただきます」」」」

 もぐもぐ、もぐもぐ、うん美味しいね、アスカの手料理は最高だよ。

「明日はお休みだから遅くまで起きていられるね」

「うん」

 マナとレイも夜更かしする気だね、でも起きていられるかな?

「子供が夜更かししちゃだめよ、お風呂に入ったら早く寝なさい」

「え〜〜起きているもん」

「テレビを見たいの」

「早く寝なさい!」

「「う、うん」」

 アスカの圧倒的な威圧感に二人とも素直に頷いたよ、アスカは怖いからね。僕もちょっと怖いかも、もしかして襲われる?

「シンジ、沢山食べなさいよ」

「あ、うん」

 ちょっと背筋に汗が流れたよ。夜は長くなりそうだなあ、でもDVDを見たいし・・・まあその時考えよう。












 夕食後はマナとレイと一緒にお風呂に入って、一日の疲れを取って・・・

 さあてDVDを見ようかな。

「お父さん、何を見るの?」

「映画だよ、一緒に見るかい?」

「うん、見る〜」

 映画の内容はコメディー、子供でも安心して見れるから大丈夫だね。

「レイは?」

 レイの姿が見えないけど、もう寝たのかな。

「私はここ」

「おっそこにいたのか」

 レイは僕の後ろにいたよ、気配を感じなかったぞ。

 放送時間は二時間だから二人が寝る時間にちょうどいいね。でもそのあと僕は・・・疲れているから一緒に寝ようかな。ってもう寝ようかな。

「二人とも歯磨きしたかい?」

「まだしてないよ」

「私もしてないわ」

「じゃあすぐに寝れるように歯を磨いておこうか」

 僕は二人を連れて洗面所に行って歯を磨いた。








 歯を磨いたからDVDを見るぞ。

「マナ眠くなっちゃたからもう寝るね」

「部屋まで行けるかかい?」

「うん」

 返事をしたけどフラフラしているぞ、連れて行こう。

「レイ待ってなさい」

「私も寝る」

 双子だから同時に眠くなったのかな。

「それじゃあレイも行こうか」

「うん」

 僕は二人の手を引いて部屋へ向かった。

「それじゃあお休み」

「お父さんも一緒に寝て〜」

「え?」

「明日お仕事お休みでしょ、寝たいの」

 二人が僕の手を握って離さないぞ。

「お仕事お休みだからたまには二人と一緒に寝ようかな」

「「うん」」

 アスカには悪いけど寝ちゃおう。

「それじゃあお休み」

「「お休みなさ〜〜い」」

 結局夜更かしはできなかったけど、二人と寝れるからいいかな。









「バカシンジ〜!アタシの高ぶった気持ちをどうしてくれるのよ〜〜!」









 シンジ君、結局夜更かししませんでしたね(笑)マナちゃんとレイちゃんに一緒に寝てと言われて寝ないわけにはいきませんからね。

 でもアスカちゃんの叫びが・・・次の日シンジ君の身が危なそうですね。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


FAMILY 夜更かし