ネルフ神社の看板娘

「あれ?ここはどこだろう」

 ジオフロント、シンジは道に迷い歩いているうちに桜が咲いている場所に出た。

「へえ〜桜が咲いている、珍しいな」

 並んだ桜の木々に目を奪われどんどんと先に進んでいった。

「おや?あれは誰だろう。それにあれは鳥居?」

 前方に見える人影と、神社で見かける鳥居が立っていた。

「あれは・・・綾波?」

 見覚えのある蒼色の髪をしているのはレイ一人である。

「それに着ているものは・・・巫女?」

 白の着物に紅い袴、巫女装束そのものであった。

「あ、碇クン」

「綾波、何をしているの?」

「お掃除、桜の花びらが多いから大変なの」

「掃除はわかるけど、どうして巫女装束なの」

 ただ掃除をするだけなら洋服で良い。

御神籤、引いていってね。お賽銭も忘れずに

「お約束」

「え?」

「神社には巫女さんがお約束なの、だから着ているの」

「へえ〜〜そうなんだ」

 うんうんと頷くと納得するシンジであった。

「おみくじ引く?」

 神社といえばおみくじ、レイは胸元から数枚の折り畳まれたおみくじを取り出した。

「好きなのを引いて」

「うん、じゃあこれにしようかな」

 引いたのは真ん中のくじ、早速中身を見てみる。

「ええと何々
おっ大吉だ」

 おみくじ上部に大きく書かれた大吉の文字、これが出ると皆大喜びである。

「おめでとう碇クン、中身を読んでみて」

「うん、なになに、あなたのすぐ間近に素敵な人がいます、へえ〜〜。その人はあなたとの相性は良いです、ふ〜〜〜ん」

 読み上げていくシンジ、レイは聞きながら何故か頬がほんのり桜色に染まっている。

「すぐにでも結婚した方が良いでしょう、結婚って凄い事が書いてあるなあ」

 ぽっ

 おみくじを読みながら驚きシンジ、レイは先ほど以上に頬が染まっている。

「あなた、碇クンの相手は私レイです、え、ええ?!

 おみくじに何故か固有名詞が書かれており驚いた。

「そう碇クンのお嫁さんは私なの、おみくじに書いてある通り、大吉なの・・・ぽっ」

「ちょ、ちょっとまってよ、これって綾波が書いたんだろ?」

「違うわ、これは神様が書いたの、そう運命なのね・・・ぽ。結婚したら碇クンが神主さんで私が巫女さん・・・ぽっ。神主さんの碇クン・・・ぽ。巫女姿の私を可愛いって言ってくれるの・・・ぽぽ!」

「綾波・・・」

 別の世界へ飛び立つレイに呆れるシンジであった。



 神崎貴彦さんからCGをいただきました(^^)ありがとうございます〜

 ずばり巫女さんレイちゃんです。神崎さんの巫女さん属性400%が発揮された一枚ですね(笑)

 竹箒を持って境内を掃除するレイちゃん、良いですね何を着ても絵になります。

 SSはjun16が勝手に描きました。ごめんなさいm_ _m

 とっても素敵なCGをくださった神崎貴彦さんに皆さん感想を送りましょう。

 神崎貴彦さんのHPはこちら!「K`sDEPOTS

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CG room-4

NEON GENESIS: EVANGELION CG