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Lovely:気高く美しい、すばらしい、すてきな。
Angels:angelの複数形、天使、優しい(美しい)人。
jun16書房 手軽な英和辞典より抜粋
Lovely Angels
太陽が照りつける夏、じっとしているだけで汗がふきだす夏休みメイ(シンジ)、アスカ、レイはファーストフード店に軽めのランチに来ていた。
窓際に座りお喋り、その姿は外からは美少女がまるで天使の会話のように見え、道行く人々をとまらせた。
「美味しいわね!」
アスカはホッカホカのスペシャルダブルバーガーをほおばり満面の笑みである。
「肉きらい・・・・」
レイはハンバーガを食べず、ポテトを1本1本口に入れていった。
「ふうーたまには楽するのもいいかしら」
メイは昼食の準備をせずにすんだが、料理の手を抜いたわけでは無い、アスカが雑誌で新商品を見て行こうと言い出したのである。
「モグモグ、毎日来てもいいわね」
アスカは口にたっぷりとケチャップをつけて、味わっていた。
「あら?じゃあアスカのご飯はいらないわね」
メイは意地悪く言ってみた、アスカはハッとして喉に詰まらせジュースを流し込む。
「ごほっごほ、じょ冗談よ。メイのご飯が1番美味しいわ」
「そう?私はいつでもハンバーガでいいけどね」
「もう!」
「ふふ」
メイとアスカはクスクス笑いながら楽しむ。レイはポテトを休む暇なく食べつづけた。
「アスカはここに来てもいいわ」
「え?何よレイ」
レイは食べる手を止めジュースを1口。
「私がメイのご飯を全部いただくわ」
「なっなんですって?そんな事させないわよ!メイのご飯は私の為にあるのよ」
アスカは興奮のあまり立ちあがり大声をだし、店内の注目を浴びた。
「アスカ、アスカ座ってよ。恥ずかしいわ」
「え?あ?」
まわりを見渡すと人々は何事かとアスカを注目していた。メイは顔を真っ赤にしながらアスカに座るようにうながしていた。レイはそんな事は気にせずにジュースを飲んでいた。
「うー、レイ覚えておきなさいよ」
アスカは顔を真っ赤にし背を曲げて座るとレイにむかって指をさし呟いた。
「もう忘れたわ」
「むきー」
テーブルを掴み今にもひっくり返しそうな怒りに達していた。メイはアスカの腕を掴み落ち着かせる。
「アスカ、ほらほら口にケチャップがついているわよ。ご飯はちゃんと作るから気を落ち着かせて」
「う、うん」
口元を拭かれた事と頭に血が上っていた事に赤くなった。
「レイ!今回はメイに免じて許してあげるわ。今度は承知しないわよ」
「そう」
「む!何よその返事は」
アスカはまた立ちあがろうとするがメイが阻止する。
「アスカ、女の子でしょ。みっともないわよ」
「う、うん」
メイ、アスカ、レイの楽しいランチは他の人々からまるで少女漫画のお花畑での可愛らしい光景に見え、人々は3人を「Lovely Angels」と名づけたのであった。
おしまひ
どうもjun16と言いまふ、始めての方は始めまして、そうでない方はオッス!(なれなれしい)
ZUMIさん作の「めたもるシンちゃん」を読んでいたら描きたくなり描いてしまいました。
タイトルはZUMIさんのHPの名と同じ、ヘボへボなSSにつけてしまいました、すいませんm_ _m
オチも何もありませんが指が勝手に動いたしだいです。後で指を叱っておきます(爆)
それではjun16でした。(^^)