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えこレイちゃん written by jun16 |
えー初の前書きでお目にかかります、三笠どらでっす。 この作品は当サイトの掲示板にjun16さんが書きこんでくださいましたお話を、 御承諾を頂いてサルベージしたものです。 なので普段のjun16さんの作品とは形態が違いますがあらかじめご承知おきくださいませ(_ _) では堅苦しい挨拶はこれくらいにして、どうぞお楽しみください♪ |
「えこレイちゃん」 |
ある日ミサトさんがペンギンを・・・・ペンギンを着た女の子を連れてきた。 「シンジ君〜新しい家族よ〜」 五歳位の女の子だろうか?瞳は紅く髪は青、肌は普通より白い。ペンギンだから? 一応挨拶しておこう。 「こんにちは、僕は碇シンジよろしくね」 ニッコリ笑った、第1印象が肝心だ。これからは一緒に住むことになるんだから。 「こ・・・こんにちは・・・・・」 女の子は緊張しているのだろう、ミサトさんの後ろに隠れてマフラーを弄くりながら小声で挨拶をした。 「レイ〜〜ちゃんと挨拶をしなさ〜い。名前を言わないとシンジ君がわからないでしょ」 「は・・・はい・・・・え、えこレイです」 えこレイ?えこ?エコ?絵子?ゑ菰?エコーズ、スタンド?・・・変わった苗字だ。出身はどこだろう?どうしてペンギン? 「ふ〜〜ん、えこレイちゃんか、よろしくね。家の中だから帽子は取っていいよ」 「だめ」 レイちゃんはペンギン帽子を両手で押さえると首を横に振った。 「どうして?」 「絆だから」 「え?」 意味がわからなかった。一部にはお決まりの台詞という噂がある、それほどお気に入りなんだろうな。 ペタペタペタ そこへタオルを肩にかけ風呂から出てきたペンペンが歩いてきた。レイちゃんはペンペンの姿を見るやいなや・・・ タッタッタッタ 「くえくえ」 しゃがんでペンペンと向かい合うとペンギン語?を話し始めた。『う〜〜ん可愛いなあ〜』と、その光景を見ていたら。 「クワクワ」 ペンペンも喋り始めた。レイちゃんを気に入ってくれたらしい。良かった良かった。 「くえくえ」 「クワワ」 「くわくわ」 「クエクワ」 頷き合う一人と一匹、この光景ちょっと不思議かな。一通り話すと、レイちゃんは僕の方に来た。 「ペンペンがお風呂が温いからもっと熱くしろって」 またまた冗談を・・・・ってペンペンの名を知っている???本当に話したの???? 「レイちゃん、話しがわかるの?」 こくり うなずく そこへビールをすでに5本空けたミサトさんがやって来た。まったく空ける速さは世界一だ。 「シンジ君、言い忘れていたけどレイはね。ペンギンを来ているときはペンギンと話す事ができるのよ」 な、なんと!ビックリ少女だ。だが僕の驚きはそれだけでは済まされなかった。 次の日・・・・ 山のようなダンボールが運ばれてきた。 「ん?何だろう・・・・受け取り人はレイちゃんか・・・・」 えこレイちゃんは嬉しそうにダンボールを開けている。 なっ!!!! 中身は・・・・・・・・色々な動物の服だった。まさかこれだけ話せるのか?? |
「えこえこあざらし」 |
僕は碇シンジ。えっ?みんな僕の名前を知っているの?ちょっと照れるなあ〜僕って有名人? 今日は日曜日、だから遅く起きてもOK!だから十時くらいに起きるんだ。 だらしないミサトさんは昼過ぎまで爆睡するんだ。寝相は物凄く悪くて、壁にぶつかるんだよ。 この前なんか、壁にひびが入ってビックリしちゃった。そしてもっと酷いのが寝言、一昨日も 大声で『ム〜ン・アタック!!』って叫んでいたんだ。まったくいい歳してアニメのキャラになるんだから参っちゃうよ。えっ?何のアニメかって、決っているでしょ『美〇〇戦士葛城ム〜ン』だよ。 それで僕は言ったんだ『そんな事じゃあお嫁に行けませんよ!』って、でもそれはミサトさんにとって禁句だったんだ。 僕は!僕は!・・・・・・・・・そこから記憶が無くなっていたんだ。 もうミサトさんの前で言うのは辞めようと心に誓ったね。そして影で言おうと・・・でも影で言ってもなぜか聞こえているんだよ。よし心の中で言おう。 おっとっと、話しが脱線しちゃったね。今は八時、僕はまだ夢の中、え?どうしてわかるのかって それはね、それは・・・・・・・秘密。って言うのは嘘でこれは日記なんだよ。 ちょんちょん、ちょんちょん 熟睡している僕の頬を何かが突ついているんだ。 「う、う〜〜〜〜ん・・・・・ZZZ」 ちょんちょん、ちょんちょん、つんつん 起きない僕に突つきはどんどん激しくなっていった。僕は何事かと目を覚ましたんだ。 そしたらそこに・・・・ 「レイちゃん?」 そこにはいつもはペンギンを着ているレイちゃんではなく。あざらしを着ていたんだ。 そうあの某少年ア〇ベのゴ〇ちゃんのような白い着ぐるみを、う〜〜ん可愛いなあ。 「どうしたの?」 「きゅ、きゅきゅきゅきゅ」 どうやらあざらし語を喋っているみたいだ。手をばたつかせている。 でも僕にはわからない。あざらし語教えてもらおうかな。 「あざらし語じゃわかんないよ」 レイちゃんの頭を軽くポンポンとたたくと笑った。 「きゅ、きゅきゅ・・・・・お腹すいたの・・・・」 そうか、朝ご飯だね。小さい子は早起きだし、胃袋も小さいからお腹が空くのだろう。うっかりしていたよ。 「ごめんね。今すぐ用意するから」 「きゅ、きゅ、きゅ〜〜〜〜〜〜ん!」 レイちゃんは手をたたいて喜んだ。あざらし語の発音がちょっと違うように聞こえるけど。 僕はベッドから出ると顔を洗う為に洗面台に向かう。 ずるずる、ずるずる レイちゃんは、あざらしを着たまま歩いて・・・違うね。あざらしは尻尾、だから尻尾に足を入れてうつ伏せに手だけで歩いているんだよ。 ふふ、一生懸命に歩いている。時折尻尾を振るんだね。僕の部屋からリビングに行くまでレイちゃんはもう額に汗をかいていた。納得、これならお腹が空くよ。 僕は急いで小さなあざらしの為に朝食を用意したよ。 |
「ここがおうちなの」 |
僕は碇シンジ、みんなヨロシクッ!!自己紹介はいい?知っているから僕って有名人〜〜〜 えっ?早く話しを進めろって、せっかちだね。それじゃあ話すよ。 トントントントン 夕食の準備中、今日はスパゲッティ―、レイちゃんの大好物だ。僕も大好物、ミサトさんは・・・・ビール。本当にビールが大好き、この前も言っていたんだ。『ビールさえあれば人類が滅びても生きていけるわよん♪』 と、僕は『そんなビールで生きていけるわけありま・・・・ありますね』と思ったね。 流石は酒護月天ミサトさん。『さあ、笑ってくれ〜〜〜』って感じに豪快にビールを飲んでいたよ。『飲む』・・・この表現は違うかな。『ブラックホールに吸いこまれる』が正しい表現かもね。 そんなわけでパスタをゆでる。アルデンテになったのを見極めると素早くざるにパスタを移し替えた。絶妙のタイミング、熟練された技、職人と言ってもいいね。 ソースはミート、缶詰だけどちょっと一工夫、これも職人芸かな。違うの? 手際よくスパゲッティ―は完成、サラダも忘れない。僕って料理を作るのが向いているみたいだ。 「ミサトさん、レイちゃん、ペンペン。ご飯ですよ」 「うっは〜〜〜い!!」 リビングでTシャツに短パンとダラシナイ姿のミサトさんが飛んでやって来た。文字通り『飛んで』 「ごはん、ごはん〜おっ!今夜はスパゲッチ〜〜ね」 冷蔵庫を開けてビールを取りだすと、イスに座るなり開けて空けた。 「美味しい〜〜〜やっぱりスパゲッチ〜にあうわ〜〜〜〜」 ・・・・ミサトさん、『あうわ〜〜〜』ってまだ食べていないじゃないですか。 ?僕はいつもと違う光景に気がついた。 「あれレイちゃんとペンペンは?」 そうレイちゃんとペンペンが居ないのだ。いつもならできると真っ先に来るはずなのに。 ミサトさんと先を争うようにしてイスに座るのに、争うってイス取りゲームじゃないよ。 イスはちゃんと人数分あるんだけど、子供って何でも遊びにしていつもどちらが先に座るか競争しているんだ。 いつもなら競争しているのに今日はどうしたんだろう?僕はリビングに呼びに行ったんだ。 「レイちゃんご飯だよ」 居ない、どこに行ったんだろう? 「ミサトさん、レイちゃん知りませんか?」 「レイ?知らないわよ〜ヒック」 ミサトさんはすでに5本空けていたよ。酒護月天だね。 靴はあるから外には出ていないし・・・・・トイレかな? コンコン 「レイちゃ〜〜ん」 居ない、お風呂かな?ありえるね、以前ペンペンと一緒にペンギンルックで遊んでいたんだ。 『う〜〜〜ん、微笑ましい光景だな』と見ていたら水引っかけられちゃった。ハックションだったよ。 「レイちゃ〜〜ん」 居ない、どこに行ったんだろう。ペンペンも居ないし・・・・う〜〜〜〜〜〜ん謎だ。 よしっ!ここは一つ名探偵シンジイカリがこの事件を解決しよう。えっ?どうしてシンジイカリってそれはね・・・名探偵だからだよ。 一つ、ご飯になってもレイちゃんはあらわれない。 一つ、ペンペンもいない。 一つ、探してもいない。 一つ、家からは出て・・・・ 考えているとミサトさんの声が聞こえた。 「シンジ君〜〜レイ、いたわよ」 えっ?見つかったの、せっかくの活躍の場が無くなっちゃったよ。僕は台所に戻った。 「ミサトさん、どこに居ました?」 「そこよ。ヒック」 ミサトさんはビールを飲みながら親指である方向を示した。そこは・・・・って7本目だよ。 冷蔵庫、それもペンペン専用の冷蔵庫だ。ペンペン専用だからといってチューンナップはされていない、だから赤くはないんだ確かにそこは確かめていない。僕はゴクリと生唾を飲みこむとドアを開けた。 カチャ 「レイちゃん!!」 「くえくえ」 驚いた。冷蔵庫の中にレイちゃんは居た。なぜかペンペンと一緒に立っている。ただ立っているだけである。 「レイちゃん、風邪引くよ」 僕は急いでレイちゃんを冷蔵庫から抱えだした。白い肌の頬は赤く冷たさを物語っている。 「くえくわ・・・・大丈夫、極寒冷地使用だから」 はあ?レイちゃん何を言っているの、震えてるじゃないか。僕は急いで脱がせると毛布を体に巻きつけた。 「くしゅんっ!」 「ほらクシャミした。いい?もう冷蔵庫に入っちゃダメだよ」 「もうふ、もうふ」 ・・・・毛布に包まっているからって『もうふ』って・・・毛布は生き物じゃないでしょう。 「冷蔵庫に入ったら風邪引いちゃうから絶対に入ったらダメだよ。ペンペンも居れちゃダメだよ」 強めの口調で言った。誉める時は誉める、叱る時は叱らなきゃケジメをつけないと。 「・・・もうふ、もうふ」 レイちゃんは少ししょんぼりするとコクリと頷いた。僕は頭を撫でるとニッコリと笑った。 「約束だね。お腹空いたでしょ、食べ様ね」 「うん」 レイちゃんをイスに座らせると二人でスパゲッティ―を食べた。 「美味しい」 口のまわりをソースだらけにしながら、フォークに一生懸命巻きつけて口に運んでいたよ。 |
どうもjun16ですえこえこ。冒頭に書いてあるように、掲示板にカキコしたSSを無理やり投稿のカタチにしました。 知らなくても良い、知っていたらちょっと得する『えこレイちゃん』製作秘話 『えこレイちゃん』 どらさんのHPトップにえこレイちゃんのCGで思いつくと同時に、HPタイトルも『えこあやなみのおへや』に変っていたので、やはりどらさんも四捨五入して30になるミサトさんよりも、少女美のレイちゃんの方が良いのだろう。 まだ『葛城ムーン』の名が残っているが、完全に変わるのは時間の問題と思われる。ちなみに『美〇〇戦士葛城ムーン』の〇に入る文字にも薄々感づいているだろう。 単発で終わるつもりであったが、知らないうちに続く事になる。 『えこえこあざらし』 掲示板時のタイトルはえこレイちゃん外伝『えこえこあざらし』しかしどこが外伝?と思ったので外伝は外す(すでにどらさんによって外されていた、ありがとう^^) 『続きはあるの?』やどらさんのなぜか頭に浮かんで苦しんだ『えこえこあざらし』により思いつく、なお鳴き声は少年ア〇ベのゴ〇ちゃんを想像して読んでもらいたい。 『ここがおうちなの』 htmにするには上記の二話では短すぎると、編集長のどらさんから言われたので速攻で思いつく(この作品は前二話が長かったら思いつかなかった作品なので、ある意味幻の作品である。プレミア度は高い) ここでの酒護月天ミサトは『科学戦隊ジャージマン』原作ベファナさんのミサトとは同じようで別、『科学戦隊ジャージマン』のミサトは強いが『えこレイちゃん』のミサトはぐうたらなだけである。本家守護〇天とは可愛さが月とスッポンである。 『jun16 Factory』 単なる宣伝、ここ『jun16 Factory 葛城工場』に作品を卸している本社である。ほのぼのさを味わってもらいたい。 ちなみにCGはいつでも募集中である(^^)特典としてCGにjun16が考えたSSが付いてきます(大きなお世話かも^^;;) しっかりモノのシンジ君、頬ずりしたくなるレイちゃん、困ったちゃんのミサトさん。いかがでしたか? |
くえくえくわ〜〜〜きゅきゅきゅ〜〜〜♪(暴走気味) さああああっ! いかがですか皆様っ! あまりの可愛さにごろごろごろごろしているうちに隣国に侵入してしまって強制送還されるほどきゅーとじゃあござんせんかっ!(^-^)/♪ 時々「うちにもひとりください」と言われますが(笑)ますます欲しくなるじゃあござんせんかっ! タイトルが変わるのも時間の問題じゃあござんせんかっ!って変えない変えないっすよ(^-^; そんなコトしては全世界2億4000万の葛城ムーンファンから毒入りメールを貰ってしまいますってそれは葛城ムーンファンじゃなく本家セーラー戦士ファンの数なのでは?(汗) どうでしょう、つづきが読みたいです〜〜と思いませんでしょうか? 思いますね? 思う! ではでは jun16さんにご感想をお送りくださいませっ! ネタの走り書きなど添えていただけると尚良しです! jun16さんへのご感想を是非に是非にこちらまで〜〜♪ |