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い・け・な・いレイちゃん

−綾波マ〜ズ−

 
written by jun16 


 みなさんこんにちは。私は花も恥らう14歳、綾波レイです。

 いつもは普通に学校に行って、普通に生活しているけど実は私には誰にも言えない秘密が・・・・

 えっ?知っている。アスカちゃんを好きって事を・・・その事はみんな読んでいるからいいんです。

 実は・・・・・





 今日は日曜日、だからちょっと寝坊しても大丈夫。う、う〜ん良く寝た〜時間は・・・・一時、ぎゅるぎゅるぎゅる、お腹が空きました。ご飯ご飯。

 ずるずるずる

 ちょっと手軽にカップラ〜メン。シ〜フ〜ドがお気に入り。料理くらいしろ?一人暮しだと面倒くさいし、でもアスカちゃんが一緒なら作ってもいいです。ポッ!

 ずるずるずる

 食べながらTV、至福のひとときです。でもそんな時、決って妨害が入ります。

 ピ〜ピ〜

 突然TVから臨時の音がなり画面が切り替わりました。せっかく見ていたのに許せません!

「臨時ニュ〜スをお伝えします。先ほど使徒が現れました。街はパニックです」

 使徒・・・至福の時を邪魔する悪い人、あっ人じゃありません使徒です。画面は中継のリポ〜タ〜さんが命がけで実況しています。

「し、使徒は暴れまわっています。ネルフはネルフはどうしたのでしょうか?葛城ム〜ンはまだきていません!」

 ネルフ・・・・知らないけど、正義の味方みたい。

 葛城ム〜ン・・・・歳がいっているのに少し恥ずかしい格好、そして自分で『美少女』って名のっているの聞いているこっちが恥ずかしい。それにビ〜ルばかり飲んでいて酔って出てくるんですよ。信じられません。

「うっうわああ使徒が使徒が迫ってきます」

 リポ〜タ〜さんの方に使徒が歩いてきました。どうしてアブナイ場所で中継するんでしょうか?台風の時も岸壁で中継、体張っていますね。

「きゃあああ!」

 !こ、この声は、アスカちゃん?ああっ逃げるカメラマンのカメラに逃げるアスカちゃんの姿が!そ、その隣には碇クンが!これはデ〜ト?そ、そんな事はありません!碇クンは単なる荷物持ちです。

 アスカちゃんは私とデ〜トするんです。

「きゃああああ!」

 こ、このままではアスカちゃんが、碇クンはどうなってもいいですけど、アスカちゃんをイヂメルなんて許せません!

 タタタタタ

 私は屋上に走りました。えっ?アスカちゃんを助けるなら逆だって、大丈夫です。これでいいんです。

 ガチャ

 屋上への扉を開けて外に出ました。遠くには使徒の姿が見えます。あそこにアスカちゃんが今助けます!

 屋上の中心に立つと目をつぶり精神を集中させます。そして両手を上げてジャンプ・・・

アスカちゃん、大好き〜〜!

 ピカ〜ン、クルクルクル!

 変身の呪文。本当はもっと長く言わなければいけないのですが、憶えられません。だから私が一番好きな言葉で変身です。ぽっ

 巨大化して変身、格好は・・・・・・・皆さん知っていますね。

「えいっ!」

 使徒の前に着地しました。アスカちゃんもう大丈夫です。

「おおっ!綾波です!綾波マ〜ズが来てくれました!金を毟り取るネルフ、役に立たないアル中の葛城ム〜ンよりよっぽど役に立ちます。可愛い顔、その正体は誰なのでしょうか?」

 リポ〜タ〜さん。本当の事を言われても照れます。そう私は綾波マ〜ズなんです。普段は綾波レイとして生活していますが、世界を守る正義の味方綾波マ〜ズなんです。

 アスカちゃんには内緒です。えっ正体を明かせ?ダメです。そんな事したらマスコミが取材に来て学校に行けなくなります。そうしたらアスカちゃんと会えなくなるから絶対に明かせません。

「みなさん!もう安心です。綾波マ〜ズが使徒を退治してくれます。これで街は安心でしょう」

 今日も期待に答えて使徒を退治します。アスカちゃん、見ていてくださいね。

「レイ、アンタも大変ねえ」

 えっ?アスカちゃん正体を知っている。

「わ、私はレイではありません」

「何言ってんのよ。一発でわかるわよ」

 うっうそ?私の正体を破るなんて流石はアスカちゃん。でもここはトボケ通しましょう。

「違います。私は綾波マ〜ズです」

「ふ〜ん、そう」

 ふううう、なんとかトボケ通しました。碇クンは気づいてないようですね。ポカンと口をあけて見ています。私の活躍を見て驚くといいです。

「綾波、そ、そのパンツが見えているよ」

 !きゃああああ碇クンのえっちい!アスカちゃんにならいいのに。許せません。えいっ!

 プチ!

「うげえ・・・」

「きゃあシンジ、シンジ」

 これで大丈夫、アスカちゃんは見て良いですよ。

「こらレイ!シンジになんてことするのよ」

 う、うう怒られてしまいました。でもこれは私のパンツをみたバツです。

「私は綾波マ〜ズです」

 トボケ通します。

「ふうん。そうなの」

 ふう〜これで安心、さあ来なさい使徒!

「レイ〜宿題やった?明日までよ」

「ええっ?本当ですかアスカちゃん」

「そうよ。量が多いから今から始めても無理よ」

「ああ、どうしましょう・・・」

 すっかり忘れていました。土曜日に徹夜で終わらせようとしたけれど、ついついTVを見ていました。

「もう無理ねってアンタ!レイじゃないのよ」

 ああっ誘導尋問、ばれてしまいました。

「レイ、逃げ回るの疲れたから、早く倒してよ」

「はい、わかりました」

 アスカちゃんを疲れさせるなんて許せません。そして早く宿題に取りかからないと。

「えい!」 

 ドオオオオン!

 私は瞬時に倒しました。

「アスカちゃん。私はこれで帰ります。ちなみに綾波レイではありません。綾波マ〜ズです。明日学校で会いましょう」

 私はアスカちゃんにバイバイして飛び去りました。

「まったく、正体がばれてないと思っているのかしら?みんな知っているわよ」





 家に戻った私は一生懸命宿題をしました。正義のヒ〜ロ〜、違いますヒロインは大変です。



 

 jun16です。

 今回は外伝です。綾波マーズのCGを見ながら読むと、いっそうこの世界に入りこめ楽しめます(笑)

(三笠「でわご覧頂きましょう(笑)」)
「私?美少女戦士綾波マ〜ズ!使徒を倒す正義の味方」
おすわり綾波マーズ
「レイ、アンタ何ポ〜ズ決めているのよ」

「わ、私はレイじゃありません。綾波マ〜ズです」

「ふ〜ん、最近じゃそんなのが流行しているの」

「そうなんです。アスカちゃんもしてみますか?惣流ヴィ〜ナスに」

「い、いいわよ。遠慮しとくわ」

「遠慮しなくていいです。アスカちゃんなら似合いますよ」

「アスカらしくないわね。遠慮するなんて」 

「げっミサト!何なのよその格好は」

「うわあ〜似合ってます」

「ふふありがとレイ。美少女戦士葛城ム〜ンよ」

「・・・・・・」

「美少女は無理です」

「レイ〜何か言った〜?」

「な、何でもないです」

「さあアスカも着替えて」

「イヤよ」

「んなこと言わないで、レイ手伝って」

「は〜い」

「わっこら!やめなさい」

「やめろっと言われてやめるバカはいないわよん」

「アスカちゃんもこれで仲間です」

「いやああああ!」




次回予告

第3新東京に突如現れた最強の使徒

綾波マ〜ズの攻撃が破られる!

葛城ム〜ンは酔って爆睡

使徒はネルフに目標を定める

混乱するネルフ

綾波マ〜ズは傷つきながら食い止めようとするが

力尽き倒れる

ネルフの地下に向かう使徒、一体何が目的なのか?

ネルフ本部、最後の砦が破られ自爆のボタンに・・・・だが

そこへ

あらたな美少女戦士が!



い・け・な・いレイちゃん

−アンタバカ〜?−

次回もサ〜ビスサ〜ビス






 続きません。

「当たり前よ!続いてたまるもんですか」

「そんな事言わないでくださ〜い」

 後書きの方に力を入れているjun16でした(^^)

 

 ゆ……夢オチだと思ったのに(笑)

 よもやアスカちゃん(はぁと)なレイちゃんが、フツーに綾波マーズだったとわ……誰が予想し得たでしょう(汗)
 しかも巨大化するなんてM78星雲から来た光の巨人のようです。……じゃあネルフは科学なんとか隊かね(^-^;

 ところで、スカートの下はプラグスーツの一部であって下着ではないのではないかと……シンジくん、潰され損やったな(笑)

 続かないなんて勿体無い事を〜〜。
 書いてくれなくっちゃぁ、ネルフに代わって……

「アスカちゃんにならお仕置きされてみたいです(どきどき)」



 ……(汗)

 さあああ、電波400%受信中のjun16さんにぜひぜひメールを感想のメールを続編の要求メールををををを!(切実)

 jun16さんへのご感想はこっちらっまでぇ〜♪

 
1999/11/06 初版。