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い・け・な・いレイちゃん
−決戦?第3新東京市−
written by jun16
前回のあらすじ
ひ・み・つ!
な〜んて綾波レイです。あらすじは
アスカちゃんに告白した碇クンでも
バチ〜〜ン!
ビンタ一発で振られてシクシク
私はクスクス
すかさず私はアスカちゃんに告白すると
OK
これでやっとラヴラヴ♪
ああ私は幸せです〜〜
続きをどうぞ!
「
アスカちゃん、大好き〜〜!
」
いざ勝負です!!
私は敵の真正面におりたちました。不意打ちはしません。それは正義の美少女綾波マ〜ズだからです。いざ勝負!
「なによ〜私と戦ろうっての〜?ヒック〜〜」
この言葉で皆さん、わかりました?そうです。相手はナント!ネルフの最終兵器『自称・美少女戦士葛城ム〜ン』なのです。
いつも思うんですが『美少女』は要りません。
「街を荒らす悪党はこの美少女戦士綾波マ〜ズが相手です」
ビシッと指を突きつけカッコイイ台詞決りました。でも残念ここにはアスカちゃんがいないのです。もしいたらもう私にメロメロですね。
「うい〜ヒック、ヒック。はん笑っちゃうわね。人がせっかく良い気分で飲んでいるのに邪魔しないでよね。ヒック」
巨大化しているのでビ〜ルはミニチュアサイズ、当然一口で飲み干しています。普通に人間の姿で飲めば良いのに巨大化して飲むなんて、ちょっとお馬鹿さんです。
後で聞いた事なんですが、どうしてこうなったのかは葛城ム〜ンの待遇の悪さに腹を立て、反乱を起こしたそうです。
まったくせっかく人の休日を邪魔するなんて、許せません!退治します。
「
勝負です。とおおおおお
」
使徒を幾度沈めてきた右ストレ〜ト、アスカちゃんが碇クンを殴るのを見て閃きました。アスカちゃんは私のお師匠様です。
「ハンッ!ヒック」
ひょい!
えっ?かわされました。どうして?動きがスロ〜モションなのに・・・・・・もう一回、えいっ!
「ウイック」
ほい!
ま、またです。アスカちゃん直伝(盗み見)の右ストレ〜トが破れるなんて・・・・
「ヒャック!どうしたのよ〜?そんな遅いパンチじゃあ、ハエがとまるわよん」
フラフラと体をゆらす葛城ム〜ン、どうして酔っているのに・・・・・はっ、これが噂に聞いていた『
酔拳
』酔っぱらった振りをして、相手を油断させて倒す。
「はあ〜ビ〜ルが美味しいわ〜ヒック」
む〜私を無視して飲んでいます。無論ビ〜ルは酒屋さんから無断で拝借して飲んでいます。店先で酒屋さんが怒っていますね。
「
ええい、とえええええ!
」
今度はカカト落としです。これもアスカちゃん直伝(盗み見)この技で、ジャ〜ジ君やメガネ君を闇に葬ってきた最強の技です。
ぴょい!
うそ〜〜〜なんなの?〜〜〜また避けられました。
「まったくゆっくり飲めないじゃないのよ」
葛城ム〜ンがゆらゆらとこちらに歩いてきました。私は額から冷や汗が出てきて、左手が震えました。
!左手が震えている・・・恐れているのか「比古清十郎」をって漫画が違いますね・・・・でも恐いです。助けてアスカちゃ〜〜〜〜ん!
「ウイッヒック〜・・・・いくわよん『
美少女戦士葛城ム〜ン最大最強奥義!
』」
ふらふらふらふら
叫ぶと走ってくるのではなく、ふらふらと千鳥足で向かってきました。まずいです、こちらも奥義『天翔龍閃』をってできません。うっうう・・・・必殺技を考えとけばよかったです。
そのときでした・・・・
「
綾波頑張って!
」
えっ?この声は碇クン、振り向いて見るとそこにはお馴染みの三馬鹿トリオがいました。そういえばゲ〜ムセンタ〜に行くとか行っていましたね。
そうです。碇クンはともかくアスカちゃんが住むこの第3新東京市絶対に守ります。右ストレ〜トです。
「
えええええい!
」
向かってくる葛城ム〜ンに対して良いタイミングで入りました。ですが・・・・・・
「ウイック!」
ひょ〜〜〜い!
う、ううかわされました。もうだめです・・・・・・・
「
必殺!魅惑のブレス!はあ〜〜〜〜!
」
うっ、ビ〜ルを飲んだ息を吹きかけられました。当然未成年の私は耐えられません。頭がクラクラしてきました。そして・・・・・・
ドッス〜〜〜〜ン!!
倒されてしまいました。う、うう使徒に負けた事がないのに、こんな年増に負けるなんて我ながら情けないです。
「さあってと、ジャンジャン飲むわよ」
薄れ行く中、笑っている葛城ム〜ンの声が聞こえました・・・・・・・・
初めての敗北・・・・・・惨めです・・・・・でもアスカちゃんがここにいなくてよかったです。
おしまひ
葛城ム〜ンが必殺技をくりだした場面の別アングル
「
必殺!魅惑のブレス!はあ〜〜〜〜!
」
「あっ!葛城ム〜ンが必殺技を!」
「ありゃあ、キッツイでえ」
「シャッタ〜チャンス!」
綾波マ〜ズの後で戦いを見つめていた三馬鹿トリオ。魅惑のブレスが三人をも包んだ。
「うっ!く、臭い」
「なんちゅう息や」
「シャッタ〜チャンス!」
綾波マ〜ズほど被害はこなかった、それは綾波マ〜ズが壁となっていたからである。
しかしモロ浴びた綾波マ〜ズはクラクラして・・・・・
「うっうわ!倒れてくる」
「に、逃げるで〜」
「シャッタ〜チャンス!」
走るが頭上は影が覆ってくる。
「
うわああああああ
」
「
ぎゃああああああ
」
「
シャッタ〜チャンス!
」
ドッス〜〜〜〜ン!!・・・・プチ・・・・
哀れ三人は綾波マ〜ズの下敷きになり、全治三ヶ月のケガになった。
jun16です。
ちょ〜〜〜〜〜っち時間があきましたが「い・け・な・いレイちゃん−美少女戦士の休日−」の後編です。
「う、ううう負けてしまいました。応援してくれている皆さんごめんなさい」
「だって葛城ム〜ンずるいんだもん。あんなの反則です」
「そして怒っています。次回予告と全然違っています!新しい美少女戦士が登場すると思ったのに、期待してたのに、jun16さん恨みます」
「今回も碇クンを潰してしまいました。まあいいかな〜すぐに復活するからね」
「と言うわけで、これで無理やり前後編にわけた外伝は無理やり終わりになりました」
「次回は・・・・・・『い・け・な・いレイちゃん−葛城ム〜ンは無免許で変身していた−』です。それじゃあバイバイ」
次回予告のSSは・・・・・誰か書いてくれるでしょう(笑)
「どういう事なの!? これは糾弾されるべき事態だわ!!」
「え、ぼ、僕なにかした?(汗)」
「違うわ、これよ! この
日本変態推進協議会
略して
日変協
公認・準一級変態SS
の外伝よ!」
「あ、綾波が……なんて姿に
(ぽっ)
」
「今日は恐れ多くもあたしが生まれた日なのに〜〜…前回の引きから考えても出てくるって思うじゃない!?」
「……アスカ、これ……着たいの?(汗)」
「………」
説明しよう!
セー…じゃなくってプラグスーツ美少女戦士たちの衣装は目も眩むばかりのミニスカートなのだ!
「………そうじゃなくて出番が、主役が欲しいのよっ!」
「なんか今ヘンな間が無かった?(^^;」
「はいは〜い、そんなアスカの為に造ってもらって着たわよ〜ん♪ 葛城ム〜ン特製プラグス〜ツ〜♪」
「
「ミサト……」
さん……その格好でおもて歩いて来たんですか……(汗)」
「ほら、お姉さんからの誕生日プレゼントよん♪ えへら〜〜」
「えへら、って口に出して言ってる人はじめて見た……ん? ミサトさん車で出かけませんでしたっけ?」
「そうよ〜?」
「どうして息がお酒臭いんですか! だめですよシラフですら前後不覚なのに飲酒運転なんて!」
「え〜いいじゃな……はにゃ? 何かいま猛烈に失礼な事を言われたような〜……まいっか。ほらアスカ! なにぼ〜っとしてんのよぉ」
「……あ…あの………ありがと」
タッタッタッタッ
ガラッ
バタム
「あらら、可愛い反応」
「まるでアスカじゃないみたいだ……」
「…なんか今日シンジくん極悪じゃなぁい?(汗)」
「……ビンタ……痛かったんです」
「あちゃぁ、告白、したの?(汗)」
「だって……あらすじにそう書いてあったから……」
「あのねぇシンちゃん、シナリオ通りに動いてちゃぁ幸せには巡り遭えないわよ?」
「でも……じゃぁどうすれば」
「自分で考えて、自分で決めるのよ♪ 作者が『ぐぁ〜〜! そっちに動くな〜〜! 筋道を変えないでくれ〜〜〜っ!』って泣きながら転がるくらいにね!」
説明しよう!
それは毎度勘弁してくれと思っているのだった!
……それはオチじゃなくて内情の暴露と言うのでは(汗)
というわけでjun16さんから何故だっ!?どうしてそっちへ行くのだっ!?教えておじいさん!な投稿を頂きました(^-^)/♪
土俵の上でブレーンバスターが炸裂したような驚きに打ちひしがれております(笑)
ええっ使徒じゃないの!?と思って前編を読み返してみたら……
ああ、後書きにしか使徒って書いてない(^-^;
ううっしてやられた悔しさがコメントににじみ出てしまったようであります〜。
どなたか次回予告を実現していただけませんかぁ(笑)
それでは愉快なお話をくださいましたjun16さんに――
「感想を送らないとっ、愛の天罰落とさせていただきます!」
「ア、アスカ……
(ぽっ)
」
「うんうん、似合ってるわよ♪」
「う、ううっ、ジロジロ見るんじゃなーいっ!」
タッタッタッタッ
ガラッ
バタム
……着たのか(汗)
1999/12/04 初版。