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い・け・な・いレイちゃん

〜寄り道〜

 
written by jun16 



 みなさんこんにちは。私は花も恥らう14歳、綾波レイです。



今日、太陽の下で食べたお弁当は美味しかったです。隣りにアスカちゃんがいて、卵焼きをくれました。
 こ、これってもしかして・・・・・間接接吻!もう死んでもいいです。けどやっぱり死ぬのはイヤです。だってアスカちゃんに愛の告白もしていないし。

 お昼の授業はお腹いっぱいで眠たかったんですが、寝たらアスカちゃんを見つめられないので我慢しました。アスカちゃんは豪快に爆睡しています。 ぽっ

 学校が終わるとみんなで・・・・・・

 綾波レイ執筆『レイちゃんのひ・み・つの日記』より盗み見つつ掲載。




「トウジ〜、シンジ〜、ゲ〜センに行こうぜ〜」

「そやな」

「うん!」

 アスカちゃん命名の三バカトリオはゲ〜ムセンタ〜に行くようです。学校帰りに寄り道はいけません。ミサト先生に密告して怒ってもらいます。でも・・・・

「ゲ〜センにいくの、あたしも行くわ。ヒカリ、レイ行きましょう」

 ああっアスカちゃんが悪の道に・・・・

「アスカ、だめよ。学校帰りは」

 流石ヒカリちゃん。真面目です。

「固い事言わないの、息抜きよ。息抜き」

 アスカちゃんはヒカリちゃんを説得し始めました。息抜き・・・・・・・勉強ばかりですからね、たまには学校帰りに遊ぶのも良いと思いました。

「レイは行くわよね?」

「はい、行きます!」

「ほら、レイも行くんだから行きましょうよ」

「で、でも」

 ボソボソボソ

 アスカちゃんはヒカリちゃんの耳元でささやきました。するとヒカリちゃんは顔が真っ赤になってしまいました。

「ま、まあしょうがないわね。今回だけよ」

 なんと!OKしました。アスカちゃんは何を言ったのでしょうか?流石です。







 ゲ〜ムセンタ〜に着きました。三バカトリオは新しい機種があるとかで飛んで行きました。私達はキャッチャ〜でぬいぐるみを取ります。

「さあて、あたしの腕を見せてあげるわ」

 アスカちゃんが腕を捲くり兆戦します。頑張ってください!

どええええええ!

 気合を入れてボタンを押しています。流石です、遊びでも手を抜きません。

えええええい!

 凄い!おサルさんをゲットだぜ〜〜(ポケモン風に)凄いです。

「まっあたしにかかればこんなもんよ」

 へへんと胸を張り喜んでいます。私も嬉しいです。よし!挑戦します。100円を入れてっと。私はEVA零号機を狙います。まずは縦方向を合わして・・・・・・・・・

 よし!次は横方向・・・・・・・ここです!キャッチャ〜は降下し零号機を掴みました。そしてグググと上がります。

 ポロッ!

「あれ」

 ああ残念落ちてしまいました。

「レイ、今のは無理よ。重心が片寄っていたから耐えきれずに落ちたのよ」

「残念です」

 う〜〜ん、諦めきれません。でも下手だし・・・

「取ってあげるわよ」

 ええっ?アスカちゃんが!じゃあ100円を渡しますって、ああっ自分の財布から取り出しました!

「いい見てなさい」

「は、はい」

「重心を見極めてから動かすのよ。ぬいぐるみの重心が必ずしも中心じゃないからね」

「は、はい」

 アスカちゃんは真剣に説明してくれます。う、嬉しいです。これって個人授業・・・・嬉しくて背中から羽が生えそうです。えっ?生えているだろって、そんな事は知りませ〜ん。

「ここよ!」

 アスカちゃんの瞳が光り、素早くボタンを押しました。ジャストです。流石見事に零号機をゲット〜。

「はい、どう?あたしの腕前は」

「あ、ありがとうございます〜、流石アスカちゃん」

 アスカちゃんの素晴らしいテクニックでした。次は女の子らしく占いゲーム機にやってきました。三バカトリオは依然あっちの方でゲ〜ムに夢中になっています。

 この占いゲ〜ムはカップル占いみたいですね。ぽっ!アスカちゃんと私・・・・・・



「レイ、私との相性を占うわよ」

「えっアスカちゃんとですか?」

「そうよ、イヤ?」

「いえいえいえ!イヤではないです!むしろ嬉しいです」

「ふふ、ありがと。じゃあ入力して・・・・」

「あ、相性が悪かったらどうしましょう・・・・」

「バカねえ〜私とレイが相性悪いわけないじゃない」

「そ、そうですね」

「結果が出たわよ・・・ほら100%バッチリじゃない」

「嬉しいです」

「それじゃあ帰りましょうか、私達の家に」

「は、はい〜〜!」



 ・・・・・ああ、帰る家がある・・・・相性が100%、何て良い響き・・・・

「レイ!レイ」

「は、はい!何でしょう?アスカちゃん」

 ふうう〜〜、アッチの世界に旅だっていました。

「鼻血でてるわよ」

 えっ?あ〜〜〜!確かに血が流れる感触が鼻に、今気づきました。ええとティッシュティッシュと・・・・

「まったく世話が焼けるわね、上を向きなさい」

「はひ〜〜〜」

 ふきふき

 わあ〜アスカちゃんが自分のポケットからティッシュを取り出して拭いてくれました。ああ、アスカちゃんのスラリと伸びた指が顔に当たって天国に登る気分です。

「はい、終わったわよ」

 えっ!もう終わりですか?まだまだ物足りません、鼻血出てくれないかな?・・・・・ダメでした残念。

「ありがとうございます、助かりました」

 ペコリと頭を下げお礼を言いました、親しき仲にも礼儀ありです。







「じゃあやりましょう」

 まずはヒカリちゃんですね、相手は誰なんでしょう?やっぱり・・・・・・

「ヒカリ、相手はジャ〜ジバカなんでしょ?」

「う、うん・・・・」

 ヒカリちゃん顔が真っ赤っかです。うんうん純情ですね、でもジャ〜ジ君のどこが良いんでしょう?謎です。

 テレながら入力しています、名前、年齢、生年月日、血液型と入れるんですね。ふふ私はアスカちゃんの事は全て知っています〜〜。でもヒカリちゃんジャ〜ジ君の生年月日や血液型を知っているみたいで迷わず入れています。いつ知ったんでしょうか、気になります。

「全てを入力したら・・・・Enterね」

 ピッ!

 おおっ!待たずして結果が出ました、速い!速いです〜〜で、結果は・・・・・

「きゃ〜〜凄いじゃない相性度85%ヒカリやったわね」

「う、うんありがと」

 ほうほうヒカリちゃんとジャ〜ジ君は85%ですか、私とアスカちゃんに比べればまだまだですが幸せになってください。

「次はあたしね」

 今度はアスカちゃん・・・ドキドキ誰と占うのでしょうか?勿論私とです。

「碇君を入力するんでしょ?」

 なっ!ヒカリちゃん、どうしてそこで碇クンが出てくるんですか私です!

「だ、誰も入力する相手がいないから仕方なくバカシンジにするのよ」


 ががっ〜〜〜〜ん!


 しくしく、アスカちゃん相手なら私がいるのに・・・・しくしく

「入力してっと」

 はわわ!!どうして碇クンの入力がそんなに速いんですか?

「Enter〜!」

 ピッ!

 結果は見なくてもわかります。どうせ悪いんですから・・・・・

「凄い!凄いじゃない98%」


 ががっ〜〜〜〜ん!


 それは何かの間違いです!ええいっ!この機械め成敗です。

「ふ、ふん。バカシンジとあたしじゃつりあい取れないわきっと故障ね」

 そうですこれは故障ですよ、良かった良かった。

「じゃあ次レイやってみなさい」

「えっ?私ですか」

「そうよ。相手は誰かいるの?」

 ア、アスカちゃんです〜〜〜〜・・・・でもまだ言えません。

「だ、誰もいません」

「メガネとでも入力してみれば?」

 アスカちゃんひどい・・・・・あんな・・・・・名前は何でしたっけ?メガネにしておきましょう。あんなメガネなんかとは絶対にイヤです。

「アスカ、それはひどいわよ」

「そうね、悪かったわねレイ」

「良いです、気にしていませんから」

 アスカちゃんに謝らせてしまいました。



「そろそろ、時間だし帰りましょうか?」

 流石ヒカリちゃん、時間に厳しいですね。というわけで皆で帰ります〜〜〜









 帰り道、三バカトリオは先ほどのゲ〜ムで夢中にお喋りしています。アスカちゃんもヒカリちゃんと音楽で盛り上がっています。ふむふむその歌手は・・・私も好きです〜〜〜

 でも・・・・それほどお喋りに集中できません・・・・・・

「あっ!」

「ん?どうしたのレイ」

「ゲ〜ムセンタ〜に忘れ物してきました」

「なんや綾波、ぬけてんの〜〜」

 むっ!万年ジャ〜ジを着ているジャ〜ジ君に言われたくないです。

「っというわけで、また明日です」

 みんなにバイバイすると光速でゲ〜ムセンタ〜に飛んでいきました。『光速、飛んで』といっても本当に光速で飛んでいったりはしていません。走っていきました。







「はあはあはあ」

 ふうう、疲れました。呼吸を整えて、目標は占いゲーム機です。お金を入れて、私とアスカちゃんのデ〜タを入力・・・・・・ありゃ?女の子同士が無いです、気が利いていませんね。どうしましょう・・・・アスカちゃんを男性の入力欄に入力しましょう。

 ピッピッピ

 ふふ、どうです?この素早い指さばき、入力完了。コレクタ〜レイ、エンタ〜!

 ピッ!

 結果は見なくても分ります100%ですから・・・・・


 ががっ〜〜〜〜ん!


 さ、38%?う、ウソです。ウソに決まってます〜〜〜!はっ、!そ、そうです、そうだったのですか。ふっ私とした事が間違っていました。

 アスカちゃんを女性に入力すれば良いんです。可愛いアスカちゃんは女性で決まりです。

 ピッピッピ

 入力完了。コレクタ〜レイ、エンタ〜!

 ピッ!

 結果は見なくても分ります100%ですから・・・・・


 ががっ〜〜〜〜ん!


 に、25%?さっきよりも下がっています。ど、どうして〜〜?

 こ、この機械、機械が悪いんです。ええい!悪い機械にはお仕置きです。


 どがばき!ばきき!


 ふうう〜スッキリしました。あっまずいです、店員さんが来ます。逃げろ〜〜〜〜





「はあはあはあ」

 ふう〜〜逃げ切れました、良かった良かった。お腹が空いたので帰りましょう。



 

 jun16です。

 『学校帰りの寄り道はダメダメよん』とミサト先生が注意しても説得力が無いのでみんなで寄り道です。

「こんにちは〜〜綾波レイです、今日は寄り道をしてしまいました」

「本当ならアスカちゃんと二人で寄り道をして、あんな事やこんな事を・・・・・ぽっ・・・・あふぅ、鼻血が〜〜」

「惣流ビ〜ナス参上!レイ大丈夫?」

「ア、アスカちゃん!その格好は?」

「アスカじゃないわよ、正義の味方惣流ビ〜ナスよ。さあこれで鼻血を拭きなさい」

「あ、ありがとございまふ〜〜」

「ふふ、惣流ビ〜ナスは弱い者を助け、悪を倒すのよ。さあ敵はどこ?」

「敵?いませんよ」

「いないってどういう事よ?綾波マ〜ズがピンチなんでしょ」

「綾波マ〜ズは外伝の主役なんですけど」

「えっ?ここは外伝じゃないの」

「はい」

「・・・・・だ、誰でも間違いはあるわよ。じゃ、じゃあね」

「アスカちゃん、ちょっと頬を赤らめて帰っていきました。う〜〜〜んその表情可愛いです」

 アスカちゃん、へっぽこ(^^)

 

 まずは委員長からキツイお達し。

「jun16さんへ感想を送らないと、授業中にSS読んでるコト先生に言いつけるわよ!」



 というわけでjun16さんよりう〜ん懐かしいねぇ占いゲ〜ム、昔はヒマな時キー勝手に開けてカチカチサービスボタン押しまくりで随分遊んだわ〜な中学生ライフをいただきましたっ!
 ありがとうございましたっ。

 いやはや今はどういう形に進化してるんでしょうかねー、占いゲーム。
 確かに昔の機械は男女のペアでしか入力できなくてガール&ガールで占いたい時は困りましたねーって普通困らなーーーい(笑)

 ところで7作目にしてよーやっと気付いたんですけど、レイちゃんてば不潔よぉ〜〜〜!なのですね(^-^;
 そのへっぽこさと可憐さがオブラートになってますが、鼻血出すほど妄想したらフツー危険域ですわねぇ(^-^;;;

 まぁ好きなのでもっと突っ走ってくださってよろしいですが(笑)


 それにしてもヒカリンがよいですねぇ♪ 占いにつられて主張を曲げて来てしまう、ぐっどです。
 くー。ジャージの人め、鈍いダス早く気付けダス勿体無いダス(笑)



 ではでは皆様、委員長さんのいいつけを守って是非にご感想をお送りくださいね。
 でないと洞木ジュピタ〜(にせもん)のこわ〜いカミナリが落ちますですにょ。

「痺れるくらいに不潔にさせるわよ!!」

 ううむ、ジュビターの決めゼリフはパクリにくいです。
 ついでなので募集いたします(笑)

 
2000/05/05 v1.0




(にぎやかなひとりごと)

「使徒なんてゴミばこぽいぽいのぽいよ!」

「レイ殿! ここは大地のプラグスーツに変身であります!」←ペンペン(笑)

「目標をセンターに入れてスイッチ」←使徒に操られて目がうつろなクラスメートのシンジ君(笑)

「ポジトロンイニシャラ〜〜〜〜〜〜〜イズ!」(バグどころか家屋まで吹き飛びます)

「バ〜チャル第3新東京市は私が守るわ!」