今日は、何気にドライブ。 玉名から山鹿へ行こうと思い、いつもとは違う道へ入った。 県道55号線。 ちょっとした山道を抜けると、集落が現れた。 |
|
山鹿市霜野地区。 |
|
広い駐車場があったので見てみると、「康平寺」の案内があった。 これは、最近、テレビで中継があった寺ではないか・・・ 康平寺は、1058年創建。 この辺りには、一大山岳寺院があったとのこと。 |
|
行こうと思わなくても、意中の寺院に着いてしまうところが、すごい。 歴史好きには、遺跡の方から近づいてくる。 |
|
我々が寺に近づくと、二人の御婆さんが話しかけてきた。 どうも、駐車場に停めたときから、我々を見ていた様子。 |
|
霜野老人クラブの方々だった。 仏像の収蔵庫を開けて、見せてくれるとのこと。 これは、ありがたい。 |
|
千手観音像。 鎌倉時代の作とのこと。 |
|
左右には、二十八部衆像が並んでいる。 |
|
老人クラブの御婆さんが、丁寧に説明をしてくださった。 |
|
それにしても仏像の数が、半端なく多い。 |
|
こんな田舎の寺院に、これほどの仏像が残っているとは・・・ |
|
この地蔵菩薩は、平安時代の作とのこと。 |
|
これは、良いものを見せてもらった。 老人クラブの方々は、当番で、観音堂や駐車場、トイレの清掃をされているそうだ。 若い人が少なくなって、大変だとのこと。 |
|
老人クラブの方々は、参観者と話すのが楽しみと言っていた。 |
|
こちらが、観音堂の裏手にある収蔵庫。 |
|
地元の人たちに守られた、心が温かくなるような寺院であった。 変な坊主が、妙に金をかけて派手に仕上げた寺院よりも、信仰を集めているのではないか。 寺院の真の在り方ではなかろうか。 |
|
康平寺を後にして、県道55号線を進むと、古い神社を発見。 |
|
「七夕神社」。 何か云われがあるに違いない。 |
|
長い参道。 |
|
本堂が見えてきた。 |
|
何とも神秘的な雰囲気に包まれている。 |
|
狛犬。 |
|
七夕神社の社殿。 |
|
結局、七夕神社の由来が書かれた説明板を見つけることは出来なかった。 |
|
どういう由来があるのか。 七夕神社という名前であれば、何かあるのだろうに・・・ |
|
本殿。 |
|
何となく、消化不良のまま、帰ることに・・・ 由来等を整理して、七夕に合わせて何かやれば、すぐに話題になるのではなかろうか。 こういう歴史あるものを掘り起こして活用することは、すごく大事。 |
|
康平寺から七夕神社の間にも、文化財の案内表示がいくつか見られた。 国道から一本入った集落であるが、寄ってみるといろいろあるものだ。 ちゃんと予習して臨めば良かった・・・ |