マリエール(2011.5)

熊本市にある結婚式場「マリエール神水苑」。
ここは、以前、忘年会で利用したことがある。

中に大名庭園があるとの話を聞き、行ってみることにした。
忘年会の際は、暗くて見えなかった。

入るのには、かなりの抵抗があったが、せっかくなので正面から堂々と入った。
当日、結婚式があっており、店員から「出席の方ですか?」と尋ねられた。
「違います」と答えたら、「結婚式のフェアをやってますよ」と言われた。

我々が、そんな付き合いしたてに見えるわけがなかろうに・・・
面倒くさい店員だ・・・
「庭を見たい」と正直に言うと、庭への入口まで案内してくれた。

ここまでして無理して入る必要はなかったが・・・
入ってみると、素晴らしい庭園が広がっていた。

1700年頃、細川綱利の時代に造園された小堀遠州の弟子が手がけた桃山式回遊庭園。

宇土藩主細川興文が不知火にあった「蕉夢庵」から移したという大灯篭と石橋。

何気に、文化財が点在している。

これほどの庭園があるのに、あまり知られてないのは、もったいない。

この橋を、殿様も渡ったのだろう。
なんて、その辺のちょっと歴史をかじった者のようなことは言わない。

水面に映るマリエール。
和の庭園が、うまく洋風の建物と調和している。

樹齢300年を超えた木々もあるそうだ。
また、高浜虚子ゆかりの芭蕉林も残っているとのこと。

もっと観光しやすくしたら良いのに・・・

マリエールを後にして、県立図書館へ。

途中にある健軍神社の大鳥居。

県立図書館の中にある熊本近代文学館。

ここでは、興味深い企画展を定期的に開催している。
また、常設で夏目漱石、小泉八雲のほか、
高群逸枝、中村汀女、徳永直、種田山頭火、徳富蘇峰・蘆花などにゆかりの資料が展示されている。

熊本県庁前から帰りのバスに。

県庁前の銀杏並木は、憩いの空間。
肥後54万石にちなんで、54本の銀杏が植えられているとのこと。
秋の紅葉時期は、とても美しい。

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