職場の人から、熊本の花見スポットを教えてもらった。 すごく良かったという話だったので、わざわざ年休をとって行くことにした。 その場所は、熊本県宇土市の「立岡自然公園」。 |
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ゴルフ場の近くだと聞いていたが、道に迷ってしまった。 ここは、当尾小学校? 国道3号を南下しすぎて、誤って国道218号に入ってしまった。 |
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道を間違えたが、ここも溜池などがあって、景色の良い場所であった。 |
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国道218号を国道3号には戻らず、東へ向かい県道313号線へ。 その後、国道266号を西へ戻ると「立岡自然公園」の看板が見えてくる。 指示のとおりに細い道を進むと、文化財を発見。 |
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三日の六地蔵。 地蔵菩薩は、六道に迷う人々を導く存在。 道に迷った人を導く導租神としての役割を持つようになり、当時の交差点や集落の出入口に建てられた。 これは、1482年に建てられたものだとのこと。 |
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しばらく車を走らせると、目的地である立岡自然公園に到着。 |
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平日にも関わらず、多くの人が来ていた。 駐車場は、満車状態! 年休を取って良かった。 |
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2つの大きな池があり、その縁に沿って桜が植えられている。 |
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立岡池と花園池。 |
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立岡池は、加藤清正が陣頭指揮をして築造した灌漑池という。 |
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花園池は、庄屋久保桂助が築造した灌漑池。 |
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雲仙普賢岳が見える。 |
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桜並木が果てしなく続いている。 |
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ここは、熊本のみならず、九州を代表する桜の名所だと思う。 |
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丘の上に住宅団地がある。 桜と池を眺めることが出来るので、羨ましいなと思った。 しかし、春は良いが、他の季節はどうなのだろうか・・・ 夜も暗そうだし・・・ |
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桜が満開。 一番、良い日かもしれない。 |
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釣り人がたくさん。 |
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桜の道。 |
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桜のカーテン。 |
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老人ホームからも多くの人が花見に訪れていた。 |
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我々も、この桜の近くで、おにぎりを食べた。 |
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国道3号が見えた。 どうやら、かなり遠回りしたようだ。 後で確認したら、国道3号からも公園が見えた。 案内表示もあったのだが、見づらい場所にあり、気付かなかった・・・ |
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熊本での桜もこれが最後かな・・・ |
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最後に、こういう素晴らしい場所に来ることが出来て良かった。 |
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名残惜しいが、満開の花見を終えて、次の場所へ行くことにしよう。 |
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立岡自然公園の近くにある楢崎古墳。 鬱蒼としていたので、ここには寄らなかった。 |
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さて、次の目的地は、舞鴫文殊堂。 その前に、アグリパーク豊野で休憩。 道の駅のような物産直売所だが、裏手に広い公園があった。 |
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アグリパーク豊野から見た誉ヶ丘公園。 ここにも溜池があり、桜がたくさん咲いていた。 |
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アグリパーク豊野。 平日なので、お客さんは少なかった。 |
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舞鴫文殊堂に行くために、国道218号から県道32号を南下。 すると、竹崎季長の墓の案内を発見! 墓があることは知っていたが、辺鄙な場所だと思い、調べてなかった。 せっかく近くまで来ているので、行ってみることにした。 |
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細い道を進み、ようやく到着。 車を脇に停めて、いざ竹崎季長の墓へ向かう。 |
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竹崎季長の墓。 意外と、普通の墓だった。 言わずと知れた元寇で活躍した九州の武将。 自らの武功を証明するために蒙古襲来絵詞を描かせて、恩賞を受けた。 蒙古襲来絵詞は、当時の元軍の様子を描いた歴史的にも貴重な資料である。 |
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墓がある海東平原公園。 東郷平八郎の書による碑があるというが、この碑がそうだろうか・・・ 疲れていたので、階段は上らなかった。 |
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塔福寺にも行きたかったが、場所が分からず・・・ 当初の目的地であった舞鴫文殊堂へ行くことにした。 県道32号線から県道105号線へ入ると、文殊堂の幟や灯籠などが見えてきた。 かなり信仰を集めているようだ。 どんなところなのか、期待が高まる。 |
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道の脇に車を停めて、舞鴫文殊堂への坂道を上る。 |
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澤田常八翁の碑。 地元で活躍した政治家のようだ。 |
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坂道沿いには、石垣が積まれている。 |
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坂を上から見下ろす。 地元の人により参道は綺麗に保たれている。 |
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文殊堂に着いた。 ここの桜も美しく見事。 |
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舞鴫文殊堂。 見た感じは、普通の神社だ。 |
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神社の裏手には、昔の田園風景が残っている。 |
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加藤清正公の朝鮮出兵に従軍した舞鴫の郷士が、朝鮮京畿道の文殊菩薩を勧請して祀ったとのこと。 夕方の地元ニュースで、ここが放送されたのを見て、行ってみたいと思っていた。 そのときは、文殊堂のお祭りがあっており、地元の人がたくさん集まっていた。 分かりづらい場所にあるが、受験の前などには、合格祈願で多くの人が参拝するそうだ。 |
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舞鴫文殊堂を後にして、松合の白壁土蔵群に向かう。 途中、海東神社があった。 「生姜の神様」という表示があったので、寄ってみることにした。 |
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寄ってみたものの、生姜の神様を示すものは、何もなかった。 |
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結局のところ、普通の神社だった。 |
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しばらく車を走らせて、国道266号を三角方面へ進む。 立派な水門施設があるところが、松合地区だ。 |
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松合地区は、江戸時代から明治時代にかけて、交易港として栄えた。 |
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火事が頻発したため、明治30年代に土蔵や白壁の家を建造したそうだ。 |
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ここには、ビジターセンターと郷土資料館がある。 郷土資料館には、かつて栄えたころの松合地区の資料が展示されており、興味深かった。 |
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白壁土蔵は、かなり広い範囲に分布している。 松合地区は、味噌や醤油の醸造で栄えたそうだ。 |
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毎月第3日曜日には、朝市が開かれている。 |
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映画「リング」に出てくる貞子のモデルになった、御船千鶴子は、ここの出身。 墓が近くにあるそうだ。 荒尾の万田坑を発見するなど、透視能力で話題になるも、新聞などで非難され、自殺した。 郷土資料館でも新聞記事などが展示されている。 |
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古い石橋。 |
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平成11年9月24日、松合地区は高潮の被害を受けた。 台風18号による高潮で、12名の死者を出した。 |
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郷土資料館の人によると、高潮は、東日本大震災での津波のようだったとのこと。 |
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海水の勢いはすごく、あっと言う間に、天井まで達したそうだ。 |
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東日本大震災から1ヶ月経っていなかったので、高潮の話が非常にリアルなものに感じた。 |
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帰りに、宇土市内の「船場橋」に寄った。 |
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宇土市の中心商店街にあるのだが、ちょっと奥まっていて分かりづらい場所にある。 |
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橋には、地元でとれる馬門石が使われている。 |
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ここには、以前、職場の上司と一緒に来たことがあった。 その際、雰囲気が良かったので、ぜひ嫁に見せておきたかった。 |
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この橋の周りだけ、江戸時代にタイムスリップしたようだ。 橋の近くには、駐車場がないので、近くのスーパーに停めてから散策した。 宇土の商店街は、郊外にできた大型複合店舗の影響を受けているものの、まだまだ元気。 ケーキ屋さんも本屋さんもスーパーもある。 大型資本に負けず、頑張って欲しいものだ。 今日は、花見から墓参、文殊堂に土蔵群、宇土の商店街など、忙しい一日だった。 年休をとったのは、少し申し訳ない気もしたが、観光地を見て回るのも立派な仕事だ。 立岡自然公園は、長崎に帰ってからも訪れたいと思う。 それほど、素晴らしい花見スポットだった。 |