あいにくの雨となったが、今日も県内観光を決行。 ドライブ中に気になっていた場所を訪れることにした。 ここは、大津町。 熊本空港から県道36号線を通り、県道202号を阿蘇方面に進むと、横綱不知火の立像がある。 |
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横綱不知火。 大津町出身。 1862年に第11代横綱となった。 176cm、124kg。 「白鶴の翼を張れるがごとし」と称された。 大変な美男子だったそうだ。 |
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熊本県には、宇土出身の横綱不知火もいる。 第8代横綱で、第11代横綱不知火の師匠でもある。 紛らわしい・・・ |
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ものすごくインパクトがある不知火の像。 いつも気になりつつも通り過ぎてしまうので、いつか寄ってみようと思っていた。 誰もが気になっているのではなかろうか。 熊本出身の関取と言えば、肥後ノ海、濱ノ嶋、智ノ花。 最近では、千代白鵬、普天王。 この二人は、土俵の外でのことが有名だった。 ようやく佐田の海という有望株が出てきたので、彼に期待したいものだ。 |
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場所が変わって、阿蘇市役犬原。 ものすごい勢いで水が湧出していて、とても気になっていたところ。 この辺り一帯は、湧水群として有名のようだ。 |
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役犬原は、「やくいんばる」と読むそうだ。 何か由来がありそうな地名だが、よく分からなかった。 後で、調べておこう。 |
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近くに、河童とマーライオン?の石像があった。 これは、不要ではなかろうか・・・ 河童は妙な格好をしてるし・・・ |
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役犬原の湧水から奥に入ると、「霜宮」がある。 「霜宮」といえば、「火焚き神事」が行われる場所だ。 |
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「火焚き神事」は阿蘇の農耕祭事として、国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。 ここ「霜宮」は、昔、隕石が落ちた場所で、御神体は隕石だと言われている。 |
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「火焚き神事」は、鬼八伝説によるもの。 阿蘇を開拓した神・建磐龍命が的石に向けて弓矢の稽古をしていて、家来の鬼八は、矢を拾っていた。 99本目までは、ちゃんと拾って手渡ししていたのに、100本目で面倒くさくなり、足で蹴り返した。 それに対して怒った命が、鬼八の首を刎ねたところ、鬼八は「霜を降らせて五穀を害を与える」と言い残し死んだ。 その言葉のとおり、阿蘇に早霜がおり農民が困る事態になったので、命は霜宮を作り、「火焚き神事」により鬼八の霊を慰めた。 ということに由来している。 |
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火焚き神事をする場所が分からなかったが、やっと小さな案内板を発見。 先ほどの神社のすぐ近くだった。 |
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火焚殿の入口。 |
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御手洗水神。 |
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この水で目を洗うと、眼病が治るとのこと。 |
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火焚殿。 |
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「火焚き神事」では、火焚き乙女が、59日間、火を焚き続けるという。 一度見てみたいとも思うが、神事であり、観光で訪れるのは申し訳ない気もする。 阿蘇には、このほか「御田祭り」「火振り神事」という独特の農耕祭事が残っている。 雄大な自然景観も魅力だが、神話の時代から続く阿蘇の祭事も非常に興味深い。 まさに、九州、日本を代表する観光地だと思う。 |
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帰りに寄った立野駅。 トロッコ列車で有名な南阿蘇鉄道の始発駅である。 |
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狭いのかなと思って、行くのを躊躇していたが、立野駅前は意外と広かった。 |
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明治40年創業のニコニコ饅頭。 ネーミングが面白い。 職場の上司からもらって食べたことがあったので、今回は購入しなかった。 普通の饅頭だが、名物として人気があるようだ。 |
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不機嫌な顔つきの猫がいた。 犬は嫌いだが、猫は好き。 カメラを向けたら睨んできたが、可愛い猫だ。 今日は、ちょっとした阿蘇ドライブであった。 阿蘇の奥深さを感じた旅となった。 近すぎて、なかなか行かないのが、もったいなく思うので、あと1年、機会を見て阿蘇へ行くことにしよう。 「阿蘇ゆるっと博」も参加してみようかな。 |