乱馬くんのもやもやっとしたのを、ちょっと書きたかっただけです。







差 値








もどかしい。

埋めたくても埋まらない差。

も少しおれが生まれるのが早ければ

こんな気持ちになんなかったのに。


同じ時間を過ごせるってのは幸せなことなんだと、

横顔見ながら授業受けてると思うけど・・・。

だけど、それ以上におれは・・・。


こわい。

あと二年。

おれはあかねを繋ぎ止めてられるだろうか?

たった一枚の薄っぺらい紙切れの上での

ただの契約なのかもしんねぇけど、

だけどおれにはその紙切れが鉛より重い。


「ん? なあに?」

「・・・いや。」


予約とかできねぇもんかな・・・って、

ちらりと横顔眺めながら、そのために必要な言葉を飲み込んだ。










                           =おしまい=







隠 的 呟 言

結婚して(ください)とか言えるのかなって思ったりしながら書きました。
きっと言わないんだろうけど、でもふたりは結ばれるのよね。間違いなく。
この話を深く掘り下げていくと、どう転んでも年齢制限にかかっていくので、これはこれで。
続きをあっちで書くかどうかは今のところはなんとも。   ひょう

>>>もどる