長崎新幹線の建設費はいくら? 戻る

    20分程度の短縮に4000億円を超える建設費!

「新幹線」建設費は2600億円だけではありません。

 「新幹線」として認可されているのは、武雄温泉−諫早間だけです。この建設費が「新幹線」予算といわれています

が、この工事だけでは長崎「新幹線」は営業できません。新幹線予算に入っていない必要な工事が沢山あります。

武雄−肥前山口の複線化、長崎駅の新幹線ホームや長崎駅周辺のJR線の立体交差化などの工事が必要です。

 武雄−諫早間の建設費は 2600億円(2700億円から最近2600億円に修正)。

 このうち地元(長崎県、佐賀県)が18.33%を負担する。長崎県の負担額は300億円(佐賀県は170億円)。


 肥前山口−武雄温泉間の複線化工事 120億円。鳥栖駅における長崎本線と九州新幹線を連結する工事。

長崎駅の新幹線ホーム建設とJR線の高架化の工事 400億円 などが必要。

 これだけでも合計は3000億円を超える。


 長崎県は「新幹線」を長崎まで延伸すると言っている。

 これは認可されておらず、見通しはたっていないが、そうなればさらに1100億円がかかる。

 総費用は4000億円を超える。


 「小さな予算で大きな工事が出来る」はゴマカシ!
  「地元負担は小さい」はウソ!


 金子知事などは、新幹線建設は地元負担が小さいので、「小さな負担で大きな工事が出来る」という。

 それはまったくのゴマカシです。武雄−諫早間の建設費は、国が81.67%、地元負担の比率は18.33%と相対的に

 小さく見えるけど、長崎県の負担は約300億円にもなる。

 新幹線予算に入らない長崎駅の改修やJR線路の高架工事の地元負担は大きい。

 JR九州7%、国46.5%、長崎県・市で46.5%。

 さらに金子知事は、佐賀県の負担分を長崎県が応分に負担するとまで言っている。

 地元負担も、国の負担分も、すべて国民の税金や国民の財産から支出されるものである。

 地元負担が小さくても大きくても、ムダ使いは絶対許されない。