長崎県はウソまでついて推進するのか
「アンケートではいずれも賛成が反対を上回り」はウソ
今年(2008年)になって、地元の「長崎新聞」の投書の欄には、長崎「新幹線」建設に対する批判的意見が相次ぎ、特集の日まで生まれています。その意見は、時間短縮効果、費用対効果、膨大な建設費、県財政と地元負担、長崎県の浮揚になるのか、一方的なやり方、県民合意など、様々な角度からのものです。その意見は的を突いたものがほとんどです。
この声に、県新幹線建設推進室長が、ことしだけでも(3月初めまで)10回ほど、「お答え」を掲載していますが、その回答には説得力はありません。許せないのは、事実をゆがめて回答していることです。
その一つが、長崎新幹線建設に「各社のアンケートでは、いずれも賛成が上回り、大方の理解が得られている」とするものです。
「賛否を問うべき」という批判が相次いだことに対して、県新幹線建設推進室長名で、「長崎新聞」(08/2/4)に、「一昨年二月の県知事選挙時の各社のアンケートでは、いずれも賛成が反対を上回り、大方のご理解は得られたものと思っております」と書きました。事実は下記の通りまったく逆です。まさに事実をゆがめて、県民の批判、反対を抑えて、「新幹線」建設を推進しようとするものであり、許せません。
「不必要」「白紙に戻せ」「一時凍結」の回答 が多かった世論調査 |
「賛成」の回答が多かった世論調査 | |
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知事選直前 | ◆毎日新聞アンケート(05/12/5) 「不必要」 53% 「必要」 41% ◆長崎新聞アンケート(06/1/10) 「不要」 44.8% 「必要」 36.6% 朝日新聞世論調査(06/1/31) 「建設に反対」 16% 「白紙に戻して議論すべし」 40% 「計画通りに進めるべき」 37% |
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知事選の出口調査 | ◆毎日新聞 知事選投票日出口調査(06/2/5) 「反対」 40% 「一時凍結」 14% 「賛成」 46% ◆朝日新聞 知事選投票日出口調査(06/2/5) 「建設に反対」 15% 「白紙に戻して議論すべき」 35% 「計画通り進めるべき」 45% |
◆西日本新聞・KTN 知事選投票日出口調査(06/2/5) 「賛成」 50.7% 「反対」 43.9% ◆NHK 知事選投票日出口調査(06/2/5) 「賛成」 44% 「反対」 31% |
最新の調査 | ◆毎日新聞世論調査(07/7/28) 「建設する必要ない」 49% 「反対自治体の同意を得なくても建設すべき」 13% 「反対自治体の同意を得て建設すべき」 35% |