福井ガバナーの挨拶

 

「奉仕の理想探求語録」発刊を祝う

―長崎東ロータリークラブ・雑誌委員会の快挙―

               2001〜02年度

                  RI2740地区・ガバナー  福井 順

 

 ロータリークラブの「雑誌委員会」とは何か。これに真正面から真剣に取り組んだのが

松林政寛氏を委員長とする長崎東ロータリークラブの雑誌委員会でした。その成果と

しての「奉仕の理想探求語録」を拝見し、その内容に純粋な感動を覚え、これは

「ロータリーそのもの」を伝える貴重な情報源になるに違いないと直感した次第です。

 発行が50号に達して今回1冊にまとめて刊行されるという、素晴らしいロータリー

雑誌委員会の奉仕活動が具体的に実現するわけです。

 

 一般に雑誌委員会は、クラブ奉仕部門の中の他の委員会に比較して閑職と考えられ

やすい傾向があります。しかしすべてのクラブ委員会にはそれぞれに立派な存在価値が

あることを今回の「語録」の刊行は見事に立証して見せてくれました。

 その意味でも、今後のロータリー活動に対して価値ある貢献であったと評価されますし

同年度の地区ガバナーとして誠に嬉しい限りです。

 「ロータリーとは一体何か・・」「我々はロータリークラブ会員として今、何をなす

べきなのか・・」

ロータリーの奉仕の理念、理論を説く人は多くいます。しかしその理論が目に見える

実践として具体的な行動に繋がる実例は残念ながら決して多くは存在しません。

むしろ少ない、といってもよいでしょう。今回の「奉仕の理想探求語録」の発刊は

その貴重な少数例ではないかと思われる次第です。

 

 第16号に「何故、今、芝染太郎か」というページがあり、米山梅吉氏の懐刀であった

氏の面目躍如たる一面に触れることが出来ますが、この有名な東京ロータリークラブ

会員がRI2740地区で最初に設立された長崎ロータリークラブ創立時の特別代表で

あった、ということも、ロータリーが大切にしている一つの因縁として尊重したいと

思います。

 このような松林政寛氏を委員長とする長崎東ロータリークラブ雑誌委員会の快挙が

さらに拡大・発展して当地区のロータリー活動の推進に繋がり、会員の増強、退会防止の

資料となることをガバナーとして念ずる次第です。

 地区ロータリークラブ会員の皆様、どうかこれを機会にこの「語録」はもちろん、

「ロータリーの友」「ガバナー月信」も出きる限り目を通してください。

皆様のロータリー生活がさらに豊かになると思います。