北京中央音楽学院音楽芸術団を招いての
「日中友好コンサート」を開催して
長崎胡弓愛好会 主宰 松林静風
会長 松林歌子
長崎胡弓愛好会は平成9年10月に設立され、今年で2年半になろうとしています。
昨年の10月より月に1回、講師を福岡在住の趙 国良先生に御願いし、
三菱記念会館で練習を続けてまいりました。
その趙 国良先生の依頼により、先日6月21日、
日中友好コンサートを開催いたしましたところ、お陰をもちまして大盛会のうちに
終了することができました。
北京中央音楽学院は北京市西南の清王朝府の跡にあり、中華人民共和国国務院文化部が
直轄する唯一で最高の芸術学院です。
生徒数1000人に対し、700人余の教師が配置され、マンツーマンの徹底した英才
教育をすることで知られています。
今回は二胡の教授、劉 長福先生を団長に楊琴、笛、古筝,琵琶、革胡など8名の教師
それに福岡在住の趙 国良先生とその門下生2名を加え、総勢11名のメンバーによる
選りすぐられた芸術団の訪日となりました。
福岡、大分、鹿児島、山口と回って、最終演奏が今回初めての長崎でのステージと
なったわけです。
知事様、市長様の暖かいご配慮に加え,会場には松田皓一様、諸谷義武様など
長崎の経済文化界を代表する御客様が来場され、また駐長崎中国総領事館より
宮領事様もお見えになり、日中友好ムードの中、最高峰の中国音楽を堪能できました。
演奏曲目は「春江花月夜」「二泉映月」「梁山伯と祝英台」「ひばり」「夜来香」など
来場された皆様が異口同音に「素晴らしかった。また聞きたい。」と語っていただいた
ことはもちろん、加えて訪日団の皆さんとの夜の楽しい懇親会、翌日の原爆落下中心地
での慰霊黙祷、ハウステンボスでの楽しいひとときなど、「今回の来崎の思い出は生涯
忘れることはありません。是非北京に来て欲しい」と感激の別れで終わった武雄南イン
ターチェンジ。私達夫婦にとっても開演に至るまでの苦労が報われ、生涯の素晴らしい
思い出となりました。
以下にスナップを紹介します。
司会の私
右上、記念撮影、前列左より楊琴の劉 月寧、琵琶の赤 貽凡、二胡の薜 克、革胡の唐安麗
二胡の趙 国良と愛好会員、松林、前畑、松隈、山田、山野、松林、笛の戴亜
二胡の楊 芸、劉 長福、笙の楊守成、琴の江 舟、二胡の趙 崢
下、演奏中、 楊琴の劉 月寧、琵琶の赤 貽凡、二胡の劉 長福、笛の戴亜、笙の楊守成
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楽団と共演する長崎胡弓愛好会の皆さん(山野、松隈、松林、山田、前畑)
趙 国良と松林歌子の和琴で久本玄智作「夢」の合奏