奉仕の理想探求語録    第 13号

        長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会

        

あなたはどう考えますか?    (第2680地区ガバナー 中島邦明)

 

よく尋ねられます。「ガバナー、貴方はどう考えますか?」と。

例えば

問い、ロータリーは金銭寄付団体ではないのに、地区が、我々に熱心に寄お願いするのは?

答え、個々人の技能、経験、労力、時間、それに費用も自弁で、奉仕の心を実践します。

   しかし、ニーズが大規模で、個人の力量・財力を越えるものが多数あります。

   他方、そのニーズに応えるプログラムがあり、それが寄付を求めています。

   そのプログラムに奉仕する一つの手段、参加する方法として寄付があるのです。

   寄付に応じ、その推移、成果を見守り、意見を述べることは、単にお金を払った

   ことでなく、パートナーとして参加したことであり、両者に矛盾はないと考えます。

 

問い、ロータリーは個人奉仕と考えますが、なぜ団体奉仕をするのですか。

答え、個々人の力量、財力には限界があります。

   しかし、地域社会でとくに世界社会においてニーズが援助を待っています。

   個々人の自発的、積極的な奉仕の心が集積されて“アイ・サーブ”が

   “ウィー・サーブ”になることは、現象的に団体であっても、奉仕の心の

   実践の一様態と考えます。