奉仕の理想探求語録 第 3号
長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会
ニコニコボックスについて
クラブ会費の中から予算を貰って施設へ金品を送るといったことはロータリーの奉仕とは
申せません。
奉仕活動には全員かあるいは多数の会員の参加がなければ意味はありません。
まして会費の中から奉仕事業費を出していたのでは会員に奉仕をしているという実感を
持たせることは出来ません。
クラブ会費はクラブの運営費であって奉仕のお金は含まないのが原則です。
善意を高揚し奉仕の実感を持たせるためには、その都度拠金に頼るのが本筋です。
それが事実上困難という面もありますのでロータリーではニコニコボックスという制度が
出来ている訳です。
めでたいこと、嬉しい時にわき上がった善意をプールし、社会奉仕の資金に充てるのです。
ニコニコボックスこそ会員に出来る善意の表現です。 (入門書より)
奉仕について
老人ホームへカラーテレビを送るより、クラブの会員が老人ホームを訪問し、老人達の
話相手になってあげたほうがずっと立派な社会奉仕になるのではないでしょうか。
ロータリーは奉仕をする団体ではなく、奉仕を志し、これを実践しようと人々の
集まりです。
ロータリーが協会とか組合とかいわずにクラブと名付ける理由はここにあります。
その同好者である会員の善意を高揚させる世話機関です。
究極は、真の奉仕は会員個人個人がやるべきことなのです。 (入門書より)